T細胞性リンパ腫はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第68回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
菌状息肉腫は、皮膚に限定的に発生するT細胞由来の非ホジキンリンパ腫であり、代表的な皮膚T細胞リンパ腫の一つです。他の選択肢はすべてB細胞リンパ腫、またはホジキンリンパ腫として分類されます。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。菌状息肉腫は、皮膚に病変が主に現れるT細胞由来の非ホジキンリンパ腫の一種です。特に皮膚T細胞リンパ腫の中で最も頻繁に見られます。
- 2. 濾胞性リンパ腫はB細胞リンパ腫に分類されます。特に成熟B細胞から発生する非ホジキンリンパ腫の一種で、増殖中心B細胞が腫瘍化したものです。正しくは:濾胞性リンパ腫はB細胞リンパ腫である。選びやすい理由:リンパ腫という名称からT細胞性リンパ腫の一種であると誤解する可能性がある。混同注意:他のT細胞性リンパ腫と混同しやすいが、これはB細胞性リンパ腫である。
- 3. Burkittリンパ腫はB細胞リンパ腫に分類されます。これは極めて悪性度の高いB細胞性非ホジキンリンパ腫で、小児に多く見られます。正しくは:Burkittリンパ腫はB細胞リンパ腫である。選びやすい理由:リンパ腫という名称や高悪性度である特徴から、T細胞性リンパ腫と誤認する可能性がある。混同注意:T細胞性リンパ腫ではなく、B細胞性リンパ腫である点を理解する必要がある。
- 4. Hodgkinリンパ腫は、特徴的なリード・シュテルンベルグ細胞を認め、非ホジキンリンパ腫とは異なる独立した疾患群として分類されます。その細胞起源は成熟B細胞由来とされていますが、T細胞性リンパ腫とは分類が異なります。正しくは:Hodgkinリンパ腫は、T細胞性リンパ腫とは異なる分類のリンパ腫である。選びやすい理由:リンパ腫の種類として有名であるため、T細胞性かB細胞性かを深く考えずに選択してしまう可能性がある。混同注意:非ホジキンリンパ腫のB細胞性/T細胞性の分類とは異なる分類群であることを理解する必要がある。
- 5. マントル細胞リンパ腫はB細胞リンパ腫に分類されます。成熟B細胞性非ホジキンリンパ腫の一種で、濾胞を囲むマントル帯のB細胞に由来します。正しくは:マントル細胞リンパ腫はB細胞リンパ腫である。選びやすい理由:リンパ腫という広いカテゴリの中で、T細胞性かB細胞性か混同しやすい。混同注意:B細胞由来のリンパ腫であり、T細胞性リンパ腫ではないことを明確に理解する必要がある。
国試ポイント
リンパ腫の基本的な分類、特にT細胞性、B細胞性、ホジキンリンパ腫の主要な疾患名を正確に区別できるかが問われています。各疾患の細胞起源を理解していることが重要です。
混同注意
非ホジキンリンパ腫の多様な疾患名が、B細胞性かT細胞性かのどちらに属するかを混同しやすい。特に「リンパ腫」という名称だけで判断せず、細胞起源に注目する必要がある。
次に同じ論点が出たら
今後同様の問題が出た場合、各リンパ腫の細胞起源(T細胞、B細胞、その他)をまず確認し、代表的な疾患名がどのカテゴリに属するかを瞬時に判断できるように準備する。
関連知識
T細胞性リンパ腫には、菌状息肉腫の他に、成人T細胞白血病/リンパ腫(ATLL)、末梢性T細胞リンパ腫、血管免疫芽球性T細胞リンパ腫などがある。B細胞性リンパ腫には、濾胞性リンパ腫、Burkittリンパ腫、マントル細胞リンパ腫の他に、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、慢性リンパ性白血病/小リンパ球性リンパ腫(CLL/SLL)などがある。