蚊が媒介するウイルス感染症はどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第64回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2・3番
解説
デング熱と日本脳炎は、いずれも蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ、コガタアカイエカなど)によって媒介される代表的なウイルス感染症です。A型肝炎は糞口感染、ラッサ熱はげっ歯類媒介、伝染性紅斑は飛沫・接触感染が主な経路であり、蚊は媒介しません。
選択肢ごとの解説
- 1. A型肝炎ウイルスは主に糞口感染によって広がります。正しくは:A型肝炎は主に糞口感染です。選びやすい理由:様々な感染症について知識があるが、媒介経路の分類が不正確だと誤答する可能性があります。混同注意:他のウイルス性疾患と混同し、媒介経路を誤解する可能性があります。
- 2. 正解。デング熱はデングウイルスによって引き起こされ、ネッタイシマカやヒトスジシマカなどの蚊が媒介します。
- 3. 正解。日本脳炎は日本脳炎ウイルスによって引き起こされ、コガタアカイエカなどの蚊が媒介します。
- 4. ラッサ熱はラッサウイルスによって引き起こされ、主にマストミスと呼ばれるげっ歯類の排泄物との接触や飛沫によって人間に感染します。蚊は媒介しません。正しくは:ラッサ熱は主にげっ歯類(マストミス)を介して感染します。選びやすい理由:名前が似ている他の熱帯病や、出血熱という点で重症度が高いことから、何らかの動物媒介を連想しやすいかもしれません。混同注意:他の出血熱や熱帯病と混同し、媒介動物の種類を誤解する可能性があります。
- 5. 伝染性紅斑(リンゴ病)はヒトパルボウイルスB19によって引き起こされ、主に飛沫感染や接触感染によって広がります。蚊は媒介しません。正しくは:伝染性紅斑は主に飛沫感染や接触感染です。選びやすい理由:子供に多い感染症であるため、一般的な感染症の一つとして記憶されているが、具体的な感染経路まで意識されていない場合に誤答する可能性があります。混同注意:ウイルス性疾患であることは認識していても、蚊媒介感染症という特定のカテゴリーと混同する可能性があります。
国試ポイント
蚊が媒介する代表的なウイルス感染症を正確に理解しているかを問う問題です。感染症の種類と媒介動物(特に昆虫)の組み合わせを正確に覚えている必要があります。
混同注意
他の昆虫媒介感染症(ダニ媒介、ハエ媒介など)や、水系感染、飛沫感染、接触感染などの他の感染経路の疾患と混同しやすいです。また、病原体がウイルス、細菌、寄生虫のどれであるかの区別も重要です。
次に同じ論点が出たら
次に同様の論点が出題された場合、他の代表的な蚊媒介感染症(例:ジカ熱、ウエストナイル熱、黄熱病)や、媒介動物が異なる感染症(例:ツツガムシ病、SFTS、日本紅斑熱)が選択肢に含まれる可能性があります。また、病原体がウイルス以外の蚊媒介性疾患(例:マラリア)との区別も問われる可能性があります。
関連知識
ウエストナイル熱、ジカウイルス感染症、チクングニア熱、黄熱病なども蚊媒介性ウイルス感染症です。リフトバレー熱は蚊媒介ですが、家畜が主な宿主です。マラリアは蚊媒介性ですが、寄生虫(原虫)疾患です。