原核生物はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第71回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
マイコプラズマは、細胞壁を持たない最小の細菌であり、核膜やミトコンドリアなどの細胞小器官を持たないため、原核生物に分類されます。他の選択肢のアスペルギルス、クリプトコックス、ミクロスポルム、ニューモシスチスはすべて真菌であり、核膜を持つ真核生物です。
選択肢ごとの解説
- 1. アスペルギルスは真菌の一種であり、真核生物に分類されます。胞子を形成し、菌糸で増殖します。正しくは:アスペルギルスは真核生物である真菌です。選びやすい理由:微生物であるため、菌類全般を細菌(原核生物)と混同する可能性があります。混同注意:細菌(原核生物)と真菌(真核生物)の区別。
- 2. クリプトコックスは酵母様真菌であり、真核生物に分類されます。特に免疫不全患者で重篤な感染症を引き起こします。正しくは:クリプトコックスは真核生物である酵母様真菌です。選びやすい理由:酵母という名称から、細菌に近い存在と誤解することがあります。混同注意:細菌(原核生物)と酵母(真核生物)の区別。
- 3. ミクロスポルムは皮膚糸状菌の一種であり、真核生物に分類されます。ヒトや動物の皮膚、毛髪、爪に感染します。正しくは:ミクロスポルムは真核生物である皮膚糸状菌です。選びやすい理由:皮膚病の原因菌であるため、よく耳にする細菌と誤解しやすいかもしれません。混同注意:細菌(原核生物)と真菌(真核生物)の区別。
- 4. 正解。マイコプラズマは細胞壁を持たない細菌であり、原核生物に分類されます。肺炎の原因菌として知られています。
- 5. ニューモシスチスは真菌に分類される微生物であり、真核生物です。特にHIV感染症患者などでニューモシスチス肺炎を引き起こします。正しくは:ニューモシスチスは真核生物である真菌です。選びやすい理由:肺炎の原因菌として、マイコプラズマ(原核生物)と混同しやすいかもしれません。混同注意:細菌(原核生物)と真菌(真核生物)の区別、特に肺炎の原因微生物として。
国試ポイント
微生物学の基礎として、原核生物と真核生物の基本的な分類を理解しているかを問う問題です。特に、真菌が真核生物であり、細菌(マイコプラズマを含む)が原核生物であることを正確に区別できるかがポイントとなります。
混同注意
細菌(原核生物)と真菌(真核生物)の分類。特に、名前が「菌」で終わるもの全てが細菌ではないという点で混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出た場合、各微生物の細胞構造(核膜の有無、細胞小器官の有無)に基づいて、原核生物か真核生物かを判断できるかを確認します。
関連知識
原核生物:細菌、古細菌。真核生物:真菌、藻類、原生動物、動物、植物。真菌は細胞壁を持つが、真核生物である点が細菌と異なる。マイコプラズマは細胞壁を持たないという点で他の一般的な細菌とも異なる特徴を持つ。