64種類の項目をコード化する場合、必要最低限の記憶容量[bit]はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第71回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
64種類の異なる情報を表現するために必要な最低限のビット数は、2のN乗が64以上となる最小のNを求めることで算出されます。2の1乗は2、2の2乗は4、2の3乗は8、2の4乗は16、2の5乗は32、そして2の6乗は64となります。したがって、6ビットあれば64種類の情報を一意にコード化できるため、これが最低限のビット数となります。
選択肢ごとの解説
- 1. 4ビットでは、2の4乗、つまり16種類の情報を区別することしかできません。64種類の情報を扱うには不足しています。正しくは:6ビットが必要です。選びやすい理由:他の選択肢に比べて小さい値であるため、なんとなく選びたくなるかもしれません。特に計算を誤ると選択肢から近い値を選んでしまう可能性があります。混同注意:16種類の情報をコード化する際と混同する可能性があります。
- 2. 5ビットでは、2の5乗、つまり32種類の情報を区別することしかできません。64種類の情報を扱うには不足しています。正しくは:6ビットが必要です。選びやすい理由:計算が少し複雑になり、2の5乗で止まってしまうと、64に近い32という数字が出てくるため、間違って選ぶ可能性があります。混同注意:32種類の情報をコード化する際と混同する可能性があります。
- 3. 正解。6ビットを使用すると、2の6乗、つまり64種類の異なる情報を一意に識別することが可能です。これは64種類の情報をコード化するのに必要な最小のビット数です。
- 4. 8ビットでは、2の8乗、つまり256種類の情報を区別できます。これは64種類を識別するのに十分ですが、最低限ではありません。より少ないビット数で実現可能です。正しくは:6ビットが最低限です。選びやすい理由:1バイトが8ビットであるため、コンピュータの記憶単位として馴染みがあり、無意識に選んでしまうことがあります。混同注意:8ビットは1バイトとして、コンピュータの基本的なデータ単位であることを知っていると、それが最低限だと誤解しやすいです。
- 5. 16ビットでは、2の16乗、つまり65536種類の情報を区別できます。これも64種類を識別するのに十分ですが、大幅に最低限のビット数を超えています。正しくは:6ビットが最低限です。選びやすい理由:他の大きなデータ単位(例: 2バイト)を連想させるため、選択肢として存在すると選んでしまう人がいるかもしれません。混同注意:より多くの情報を表す際に使われるビット数(例: Unicode文字やカラー情報)と混同する可能性があります。
国試ポイント
この問題は、情報のデジタル表現の基礎となるビットと情報の種類の関係(2のN乗)を理解しているかを問うものです。特に、与えられた情報量に対して必要最低限のビット数を計算できる能力が求められます。コンピュータ関連の基本的な知識として出題されることがあります。
混同注意
「最低限」の意味を理解せず、十分なビット数(例: 8ビットなど)を選んでしまうこと。ビット数の計算(2のN乗)を間違えること。情報の種類が64なので、2^6=64を直接連想できずに、近い値や一般的なビット数(1バイト=8ビット)を選んでしまうこと。
次に同じ論点が出たら
次に同様の論点が出題された場合、まず与えられた情報「種類」の数を確認し、それが2の何乗になるか、または2の何乗でカバーできる最小の値かを判断します。特に、「最低限」という言葉に注意し、過剰なビット数を選ばないようにします。また、異なる単位(例: バイト)で問われる可能性も考慮します。
関連知識
ビット(bit)とバイト(byte)の関係(1バイト = 8ビット)。情報の最小単位がビットであること。デジタルデータにおける情報表現の基礎。Nビットで表現できる情報の種類は2^Nであること。データ圧縮や効率的なデータ格納の概念にも繋がる基礎知識。