ステロイド骨格を持つのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第69回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
アルドステロンは副腎皮質ホルモンの一種であり、コレステロールを前駆体として合成されるステロイドホルモンです。ステロイドホルモンは共通してシクロペンタノペルヒドロフェナントレン骨格という特徴的な骨格を持っています。他の選択肢のアドレナリンはカテコールアミン、インスリン、オキシトシン、ガストリンはペプチドホルモンであり、いずれもステロイド骨格は持っていません。
選択肢ごとの解説
- 1. アドレナリンはカテコールアミンに分類されるアミン誘導体ホルモンであり、ステロイド骨格は持っていません。正しくは:アドレナリンはアミン誘導体ホルモンである。選びやすい理由:ホルモンであるため、構造を混同しやすい。混同注意:ステロイドホルモン(脂溶性)と、ペプチドホルモン・アミン誘導体ホルモン(水溶性)の違い。
- 2. 正解。アルドステロンは副腎皮質から分泌される鉱質コルチコイドであり、コレステロールを前駆体とするステロイドホルモンです。ステロイド骨格(シクロペンタノペルヒドロフェナントレン骨格)を持っています。
- 3. インスリンは膵臓から分泌されるペプチドホルモンであり、ステロイド骨格は持っていません。正しくは:インスリンはペプチドホルモンである。選びやすい理由:ホルモンであるため、構造を混同しやすい。混同注意:ステロイドホルモン(脂溶性)と、ペプチドホルモン・アミン誘導体ホルモン(水溶性)の違い。
- 4. オキシトシンは視床下部で産生され、下垂体後葉から分泌されるペプチドホルモン(9アミノ酸からなる)であり、ステロイド骨格は持っていません。正しくは:オキシトシンはペプチドホルモンである。選びやすい理由:ホルモンであるため、構造を混同しやすい。混同注意:ステロイドホルモン(脂溶性)と、ペプチドホルモン・アミン誘導体ホルモン(水溶性)の違い。
- 5. ガストリンは消化管から分泌されるペプチドホルモンであり、ステロイド骨格は持っていません。正しくは:ガストリンはペプチドホルモンである。選びやすい理由:ホルモンであるため、構造を混同しやすい。混同注意:ステロイドホルモン(脂溶性)と、ペプチドホルモン・アミン誘導体ホルモン(水溶性)の違い。
国試ポイント
ホルモンの種類とその化学構造(特にステロイド骨格の有無)に関する基本的な知識が問われています。主要なホルモンがどの分類に属するか、その特徴的な構造を理解しているかが重要です。
混同注意
ホルモンの名前は知っていても、その化学構造や分類を正確に覚えていないと誤答しやすい。特に、ステロイドホルモン、ペプチドホルモン、アミン誘導体ホルモンの区別が曖昧だと混乱する。
次に同じ論点が出たら
次に同様の問題が出た場合、主要なホルモンが「ステロイド」「ペプチド」「アミン誘導体」のどの分類に属するかを正確に判断できるかを確認する。特に、どのホルモンがコレステロールを前駆体とするか、脂溶性か水溶性かも問われる可能性がある。
関連知識
ステロイドホルモン:性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン、テストステロン)、副腎皮質ホルモン(コルチゾール、アルドステロン)。ペプチドホルモン:インスリン、グルカゴン、成長ホルモン、ADH、オキシトシン、甲状腺刺激ホルモンなど。アミン誘導体ホルモン:甲状腺ホルモン、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン。