健常女性の骨盤腔超音波検査で最も背側に観察されるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第65回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
女性の骨盤腔内における臓器の前後関係は、前方から膀胱、子宮(その下に腟)、直腸の順に並んでいます。したがって、最も背側に位置するのは直腸です。
選択肢ごとの解説
- 1. 腟は子宮の下部に続き、膀胱と直腸の間に位置しますが、直腸より前方です。正しくは:腟は骨盤内で比較的後方に位置しますが、直腸が最も背側です。選びやすい理由:骨盤底に近く、後方に伸びる構造であるため、選択肢として魅力的かもしれません。混同注意:直腸の位置と混同する可能性があります。
- 2. 子宮は膀胱の後ろ、直腸の前に位置します。骨盤腔の中で中央寄りにありますが、直腸よりも前方です。正しくは:子宮は膀胱と直腸の間にありますが、最も背側ではありません。選びやすい理由:女性の骨盤腔の主要な臓器であるため、中心的な位置をイメージしやすいかもしれません。混同注意:骨盤臓器の相対的な位置関係を正確に把握していないと、誤って選ぶ可能性があります。
- 3. 正解。女性の骨盤腔において、直腸は最も背側(後方)に位置する消化管の一部です。膀胱や子宮よりもさらに後方にあります。
- 4. 膀胱は骨盤腔の中で最も前方(腹側)に位置する臓器です。子宮や直腸よりもはるかに前方です。正しくは:膀胱は骨盤腔で最も前方(腹側)に位置します。選びやすい理由:骨盤腔内の臓器の一つとしてよく知られているため、深く考えずに選んでしまう可能性があります。混同注意:骨盤臓器の前後関係を正確に覚えていないと、誤って選ぶ可能性があります。
- 5. 卵巣は子宮の両側に位置し、広靱帯の後葉に包まれていますが、直腸よりは前方、かつ側方に存在します。最も背側ではありません。正しくは:卵巣は子宮の側方に位置しますが、最も背側ではありません。選びやすい理由:女性特有の臓器であり、子宮の近くにあるため、位置を混同しやすいかもしれません。混同注意:子宮との位置関係、および骨盤側壁に対する位置関係を誤解していると、正答と混同する可能性があります。
国試ポイント
女性骨盤腔内の主要臓器(膀胱、子宮、腟、直腸、卵巣など)の解剖学的な位置関係、特に前後関係を正しく理解しているかどうかが問われる問題です。超音波検査でこれらの臓器を識別する際の基礎知識となります。
混同注意
膀胱、子宮、直腸の前後関係を混同しやすい。特に子宮と直腸の位置関係を誤って覚えていると間違えやすいです。
次に同じ論点が出たら
今後同様の問題が出た場合、女性骨盤腔の断面図を頭に描き、各臓器の前後・上下・左右の相対的な位置関係を正確に確認する視点が必要です。
関連知識
女性の骨盤底筋群の解剖、尿路・生殖器・消化器系の解剖学的連続性、超音波検査における各臓器のエコー像の特徴。