パンチ生検を行うのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第63回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
パンチ生検は、皮膚の腫瘍や炎症性疾患の診断を目的として、皮膚から円筒状の組織片を採取する際に使用される手技です。これは皮膚生検の一般的な方法の一つとして広く用いられています。
選択肢ごとの解説
- 1. 肝臓の生検には、通常、経皮的肝生検(針生検)や腹腔鏡下生検、あるいは超音波ガイド下での針生検が用いられます。パンチ生検は皮膚のような表層組織に特化した方法です。正しくは:肝臓生検は、腹腔鏡下や経皮的針生検が一般的である。選びやすい理由:生検という言葉で広範囲の臓器を連想しやすいが、パンチ生検は特定の用途に限られる。混同注意:他の臓器の針生検と混同しやすい。
- 2. 腎臓の生検は、主に経皮的腎生検(針生検)が用いられ、しばしば超音波ガイド下で行われます。パンチ生検は皮膚などの表面組織の診断に限定されます。正しくは:腎臓生検は、経皮的針生検が一般的である。選びやすい理由:臓器生検の一つとして想起されやすいが、手技が異なる。混同注意:他の臓器の針生検と混同しやすい。
- 3. 正解。パンチ生検は、皮膚疾患の診断のために、円筒形のメス(パンチ)を用いて皮膚組織を円形に採取する手技です。これは皮膚生検の一般的な方法の一つです。
- 4. 前立腺の生検には、通常、経直腸的超音波ガイド下生検(TRUSガイド下生検)のような針生検が用いられます。パンチ生検は皮膚組織に特化したものです。正しくは:前立腺生検は、経直腸的超音波ガイド下針生検が一般的である。選びやすい理由:生検という広い概念で誤解しやすい。混同注意:他の臓器の針生検と混同しやすい。
- 5. リンパ節の生検には、通常、切開生検(リンパ節全体または一部の切除)や針吸引細胞診(FNA)、あるいはコア針生検が用いられます。パンチ生検は皮膚に特化した手技です。正しくは:リンパ節生検は、切開生検や針吸引細胞診、コア針生検が一般的である。選びやすい理由:表層にあるリンパ節もあるため、皮膚に近い生検として誤解する可能性がある。混同注意:針生検や切開生検と混同しやすい。
国試ポイント
生検の種類とその適用臓器に関する基本的な知識が問われています。特に、特定の名称を持つ生検手技がどの臓器に対して行われるかを正確に理解しているかが重要です。
混同注意
生検という大きな括りの中で、様々な臓器で行われる針生検(肝生検、腎生検など)と、皮膚に特化したパンチ生検との違いを混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
次に類似問題が出た場合、各臓器に対する代表的な生検手技の名称と、その手技がどのような目的でどのような器具を使って行われるかを確認すると良いでしょう。特に「〇〇生検」という固有名詞が付くものに注意が必要です。
関連知識
生検の種類(切開生検、切除生検、針生検、パンチ生検、吸引生検など)、各生検の適応臓器と目的、およびそれぞれの合併症について理解しておく必要があります。