胆石の主要な成分はどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第63回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1・4番
解説
胆石の主要な種類はコレステロール胆石と色素胆石(ビリルビンカルシウム胆石)です。コレステロール胆石は過剰なコレステロールが結晶化したもので、最も頻度が高いです。色素胆石は、非抱合型ビリルビンとカルシウムが結合して沈着したもので、胆道感染や溶血などが原因で発生します。他の選択肢は尿路結石の主要成分であり、胆石とは異なります。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。コレステロール胆石は胆石の約70-80%を占め、主要な胆石成分の一つです。飽和胆汁中のコレステロールが結晶化して形成されます。
- 2. 尿酸アンモニウムは尿路結石の成分としては知られていますが、胆石の主要成分ではありません。正しくは:尿路結石の成分としては挙げられますが、胆石の主要成分はコレステロールやビリルビンカルシウムなどです。選びやすい理由:結石の一種であるため、他の部位の結石成分と混同しやすいかもしれません。混同注意:尿路結石の成分(尿酸、シュウ酸カルシウムなど)と胆石の成分を混同しやすい。
- 3. シュウ酸カルシウムは尿路結石の最も一般的な成分ですが、胆石の主要成分ではありません。正しくは:尿路結石の主な成分の一つです。選びやすい理由:カルシウム化合物であり、結石の構成成分として広く知られているため、胆石も含まれると思われがちです。混同注意:尿路結石の成分と胆石の成分を混同しやすい。
- 4. 正解。ビリルビンカルシウムは色素胆石の主要な成分であり、コレステロール胆石に次いで多く見られます。主に胆道感染や溶血性疾患と関連しています。選びやすい理由:ビリルビンが肝臓や胆道と関連する物質であるため、そのカルシウム塩も胆石と結びつきやすいと理解しやすいでしょう。
- 5. リン酸マグネシウムアンモニウム(ストラバイト)は、尿路結石(特に感染結石)の成分であり、胆石の主要成分ではありません。正しくは:感染性の尿路結石の主要成分の一つです。選びやすい理由:マグネシウムやリン酸など、生体内に存在する物質を含むため、結石成分としてありそうだと感じられるかもしれません。混同注意:尿路結石の成分(特に感染結石)と胆石の成分を混同しやすい。
国試ポイント
この問題は、胆石の主要な種類とその構成成分に関する基本的な知識を問うものです。特に、最も一般的なコレステロール胆石と、それに次いで多い色素胆石の成分を理解しているかを確認しています。他の結石(尿路結石)の成分と混同しないように注意が必要です。
混同注意
尿路結石の成分(尿酸、シュウ酸カルシウム、リン酸マグネシウムアンモニウムなど)と胆石の成分(コレステロール、ビリルビンカルシウム)が混同しやすい。結石全般の成分として記憶していると、体の部位による違いを見落とす可能性がある。
次に同じ論点が出たら
次に類似問題が出た場合、胆石の種類とそれぞれの主な構成成分(コレステロール、ビリルビンカルシウム)を正しく識別できるか、また、尿路結石など他の結石の成分と混同していないかを確認する視点を持つ。
関連知識
胆石の種類(コレステロール胆石、色素胆石、混合胆石)、それぞれの発生機序、危険因子(肥満、高コレステロール血症、溶血性貧血、胆道感染)、臨床症状、診断方法(超音波検査)、治療法(胆嚢摘出術、内視鏡的胆道結石除去術)。