患者調査で正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第64回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
患者調査は、医療施設を利用する患者の受療状況や傷病の状況を把握するために行われる統計調査であり、病院、一般診療所だけでなく、歯科診療所も調査の対象に含まれます。これにより、歯科疾患の受療状況も把握可能となります。
選択肢ごとの解説
- 1. 患者調査は全数調査ではなく、統計法に基づく標本調査として実施されます。これにより、費用と時間の効率化を図っています。正しくは:患者調査は標本調査として実施される。選びやすい理由:「患者全体の実態を把握する」という目的から、全数調査であると誤解しやすい。混同注意:国勢調査などの全数調査。
- 2. 有訴者率を把握できるのは国民健康・栄養調査です。患者調査は医療施設を受療した患者を対象とするため、医療機関を受診していない無症状者や未受診者の有訴状況は把握できません。正しくは:これにより有訴者率を把握できるのは国民健康・栄養調査である。選びやすい理由:「患者」という言葉から、何らかの症状を訴える人の割合を把握できると連想しやすい。混同注意:国民健康・栄養調査。
- 3. 患者調査は毎年ではなく、3年に一度実施される統計調査です。これにより、長期的なトレンドを把握しつつ、調査負担を軽減しています。正しくは:3年に一度実施される統計調査である。選びやすい理由:最新の医療状況を把握するためには毎年実施されるのが望ましい、というイメージから誤解しやすい。混同注意:医療施設調査(毎年実施)。
- 4. 患者調査は、患者への直接的な聞き取り調査が中心ではなく、医療施設(病院、診療所、歯科診療所)が患者の診療録等に基づいて調査票を作成・提出することで情報が収集されます。正しくは:医療施設を通じて診療録等に基づいて調査が行われる。選びやすい理由:「患者調査」という名称から、患者自身に直接尋ねる調査であると想像しやすい。混同注意:面接調査やアンケート調査など、対象者本人からの直接聞き取りを主とする調査。
- 5. 正解。患者調査の対象施設には、病院、一般診療所、そして歯科診療所が含まれます。これにより、歯科疾患の受療状況や患者の分布についても把握することができます。選びやすい理由:病院や一般診療所が主な対象と思われがちだが、歯科診療所も含まれることを知らないと迷う可能性がある。混同注意:特定の疾患や診療科に特化した調査と誤解し、歯科を除外すると考えること。
国試ポイント
日本の主要な医療統計調査(患者調査、国民健康・栄養調査、医師・歯科医師・薬剤師調査など)の目的、対象、調査方法、実施頻度を正確に理解する。
混同注意
患者調査と国民健康・栄養調査、医療施設調査との目的や調査対象の違い。
次に同じ論点が出たら
「患者調査」に関する問題が出題された場合は、その実施頻度(3年に一度)、調査対象(病院、一般診療所、歯科診療所)、調査方法(医療機関を通じた調査)、把握できる内容(受療状況、傷病状況)を確認する。
関連知識
患者調査は3年に一度実施される標本調査であり、有訴者率の把握は国民健康・栄養調査の主な目的の一つである。医療施設調査は、医療施設の分布や構造を把握するためのものである。