我が国の医療保険制度について正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第65回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
日本の公的医療保険制度は、主に職域に応じて加入する被用者保険(健康保険組合、協会けんぽ、共済組合など)と、それ以外の人が加入する国民健康保険に大別されます。これは制度の基本的な分類であり、正しい記述です。
選択肢ごとの解説
- 1. 日本の医療保険制度は、国民皆保険制度に基づいており、特定の例外を除き、全ての国民に加入が義務付けられています。正しくは:医療保険への加入は、原則として国民に義務付けられている(国民皆保険)。選びやすい理由:保険への加入は一般的に任意というイメージがあるため、深く考えずに選択してしまう可能性があります。混同注意:任意の民間医療保険と公的医療保険の性質を混同している可能性があります。
- 2. 介護保険制度は、医療保険制度とは独立した別の社会保険制度です。両者は連携していますが、一体ではありません。正しくは:介護保険制度は医療保険制度とは異なる、独立した社会保険制度である。選びやすい理由:高齢化社会において医療と介護の連携が重要視されているため、両者が一体のものと誤解しやすいです。混同注意:医療保険と介護保険の制度上の独立性と、サービス提供における連携を混同している可能性があります。
- 3. 日本の医療保険制度の主な財源は、被保険者や事業主から徴収される保険料です。税金も財源の一部ですが、主要な部分ではありません。正しくは:その主要な財源は、保険料である。選びやすい理由:社会保障制度全体において税金が重要な財源であるため、医療保険もそうであると誤解しやすいです。混同注意:社会保障制度全体の財源構成と、医療保険制度の財源構成を混同している可能性があります。
- 4. 療養の給付は、医療機関で診療などのサービスを直接受ける「現物給付」が原則です。現金給付は、特別な場合に限られます(例:償還払い)。正しくは:療養の給付は、現物給付が原則である。選びやすい理由:「給付」という言葉から、金銭が直接支払われると連想しやすいためです。混同注意:現物給付(医療サービスの提供)と現金給付(高額療養費など)の原則と例外を混同している可能性があります。
- 5. 正解。日本の公的医療保険制度は、会社員などが加入する被用者保険(健康保険、船員保険、共済組合など)と、自営業者や年金生活者などが加入する国民健康保険の大きく二つに分けられます。高齢者医療制度も別にありますが、この分類が基本的な柱です。選びやすい理由:正しい記述であり、他の選択肢が明確に誤っていることから、比較的選びやすい正答です。混同注意:被用者保険の具体的な種類(健康保険、共済組合など)や、後期高齢者医療制度との関連を複雑に考えることで、かえって迷う可能性があります。
国試ポイント
医療保険制度の基本的な枠組み(国民皆保険、財源、給付の種類、制度の種類)を正確に理解しているかを問う問題です。特に、制度の種類、現物給付の原則、財源構成は頻出のポイントです。
混同注意
公的医療保険制度の基本的な分類(被用者保険、国民健康保険)と、高齢者医療制度(後期高齢者医療制度)との関係性を混同しないよう注意が必要です。また、介護保険制度との独立性も重要な知識です。
次に同じ論点が出たら
今後同様の論点が出題された場合、医療保険制度の財源の内訳、給付の種類(現物給付・現金給付の具体例)、被用者保険の各制度の運営主体や特徴について問われる可能性が高いです。
関連知識
国民皆保険制度、現物給付と現金給付(償還払い、高額療養費など)、医療保険の財源(保険料、国庫負担)、各種被用者保険の種類(健康保険組合、協会けんぽ、共済組合)、国民健康保険の運営主体、後期高齢者医療制度の概要。