世界保健機関〈WHO〉が行っているのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第66回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
世界保健機関(WHO)は、世界の人々の健康を最高水準に到達させることを目的としており、医薬品の安全性、有効性、品質に関する国際基準の設定や各国への技術支援は、その中心的な活動の一つです。医薬品の国際的な流通が増える中で、その安全性管理は特に重要な課題となっています。
選択肢ごとの解説
- 1. WHOは主に人間の健康に焦点を当てており、環境保護自体は国連環境計画(UNEP)などが担当しています。環境要因が健康に影響する場合はWHOも関連しますが、直接的な環境保護が第一の活動ではありません。正しくは:環境要因が健康に与える影響の評価や提言選びやすい理由:環境汚染が健康に影響することは事実なので、関連がありそうに思える。混同注意:UNEP(国連環境計画)の役割
- 2. 教育の普及は健康と間接的に関連しますが、識字率の向上を直接的な活動としているのは国連教育科学文化機関(UNESCO)です。正しくは:健康に関する教育の推進や情報提供選びやすい理由:教育が健康的な生活習慣に繋がるため、関連性があるように見える。混同注意:UNESCO(国連教育科学文化機関)の役割
- 3. 食料の安定供給は飢餓対策や栄養改善に重要ですが、これを主要な活動としているのは国連食糧農業機関(FAO)などです。WHOは食品の安全性を扱いますが、供給自体は担当しません。正しくは:食料の安全性確保に関するガイドライン策定選びやすい理由:栄養不足が健康に悪影響を与えるため、食料供給が重要だと感じられる。混同注意:FAO(国連食糧農業機関)やWFP(世界食糧計画)の役割
- 4. 正解。WHOは、医薬品の品質、安全性、有効性に関する国際的な基準やガイドラインを策定し、各国における医薬品規制当局の強化を支援しています。これはWHOの主要な役割の一つです。正しくは:(正しいため修正不要)選びやすい理由:(正しいため特になし)混同注意:(正しいため特になし)
- 5. 労働者の健康と安全はWHOも関心を持つ分野ですが、労働環境の具体的な改善活動や国際的な労働基準の策定は、主に国際労働機関(ILO)の役割です。正しくは:労働関連疾患の予防に関するガイドラインの作成選びやすい理由:労働者の健康はWHOの守備範囲に含まれるため、一見正しそうに思える。混同注意:ILO(国際労働機関)の役割
国試ポイント
国際機関の役割とその担当分野を正確に区別できるか問う問題です。特にWHOの具体的な活動内容について、他の国連機関の役割と混同せずに理解しているかを確認します。
混同注意
他の国連専門機関(UNESCO、FAO、ILO、UNEPなど)の活動内容と混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
WHOだけでなく、他の主要な国際機関(UNICEF、UNHCR、FAO、ILOなど)がどのような分野で活動しているかを問う問題が想定される。また、WHOが具体的にどのような疾患対策やプログラムを実施しているか、より詳細な内容が問われる可能性もある。
関連知識
WHOの主な活動分野(感染症対策、母子保健、予防接種、公衆衛生、医薬品規制、健康に関する国際基準策定など)、国連の専門機関とその役割分担。SDGs(持続可能な開発目標)における各機関の貢献。