有効期間が最も短いのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第71回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
血小板濃厚液は、血小板の機能が時間の経過とともに急速に低下し、細菌増殖のリスクもあるため、有効期間が採血後4日間と他の選択肢と比較して最も短く設定されています。赤血球液は42日間、新鮮凍結血漿は1年間(凍結)、アルブミン製剤やグロブリン製剤は血液分画製剤であり、製造後2年間と比較的長い有効期間を持ちます。
選択肢ごとの解説
- 1. 赤血球液の有効期間は、CPD-SAGM加であれば採血後42日間です。血小板濃厚液の4日間と比較すると長く、最も短い選択肢ではありません。正しくは:赤血球液の有効期間は、CPD-SAGM加であれば採血後42日間である。選びやすい理由:輸血用血液製剤であるため、ある程度短いと考えるかもしれないが、血小板濃厚液ほどではない。混同注意:他の血液製剤の有効期間
- 2. 正解。血小板濃厚液は、血小板の機能維持が難しいため、保存期間が極めて短く設定されています。現在、採血後4日間が一般的な有効期間です。
- 3. 新鮮凍結血漿の有効期間は、凍結状態で採血後1年間です。血小板濃厚液の4日間と比較すると非常に長く、最も短い選択肢ではありません。正しくは:新鮮凍結血漿の有効期間は、凍結状態で採血後1年間である。選びやすい理由:輸血用血液製剤であるため、短そうだと考えるかもしれないが、凍結保存されているため比較的長い。混同注意:他の血液製剤の有効期間
- 4. アルブミン製剤は、血液分画製剤であり、特定ウイルス不活化処理が施され、長期保存が可能です。通常、製造後2年間が有効期間とされています。最も短い選択肢ではありません。正しくは:アルブミン製剤の有効期間は、通常製造後2年間である。選びやすい理由:血液由来製剤であるため、一般的な薬剤より短いと錯覚するかもしれない。混同注意:輸血用血液製剤(全血、赤血球、血小板、血漿)の有効期間
- 5. グロブリン製剤も血液分画製剤であり、特定ウイルス不活化処理が施され、長期保存が可能です。通常、製造後2年間が有効期間とされています。最も短い選択肢ではありません。正しくは:グロブリン製剤の有効期間は、通常製造後2年間である。選びやすい理由:血液由来製剤であるため、一般的な薬剤より短いと錯覚するかもしれない。混同注意:輸血用血液製剤(全血、赤血球、血小板、血漿)の有効期間
国試ポイント
輸血用血液製剤および血液分画製剤の有効期間に関する基本的な知識が問われる問題です。特に血小板製剤の有効期間が短いことを正確に理解しているかが重要です。
混同注意
各製剤の保存温度と有効期間、また輸血用血液製剤と血液分画製剤の違い。
次に同じ論点が出たら
今後同様の問題が出た場合、各製剤の有効期間だけでなく、保存温度や製剤ごとの特徴(例:血小板は機能維持が難しい)も確認する。
関連知識
輸血用血液製剤の種類と用途、保存方法(温度)、製剤の品質管理、細菌感染対策。