クリオスタットに用いられるミクロトームはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第63回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
クリオスタットは凍結切片を作成するための装置で、内部にミクロトームを搭載しています。凍結組織は通常、パラフィン包埋組織よりも柔らかく、迅速な切片作成が求められるため、回転式のミノー型ミクロトームが主に採用されています。回転式ミクロトームは、刃と検体が相対的に円運動をしながら切削するタイプで、薄切操作が効率的です。
選択肢ごとの解説
- 1. ユング型ミクロトームは滑走型ミクロトームの一種で、主にパラフィン包埋組織の連続切片作成に用いられます。クリオスタットに内蔵されるタイプではありません。正しくは:クリオスタットに用いられるミクロトームは回転型です。選びやすい理由:様々なミクロトームの種類を混同しやすいです。混同注意:回転型ミクロトームと滑走型ミクロトームの用途の違い。
- 2. 正解。ミノー型ミクロトームは回転式ミクロトームの一種で、主に薄切に使用されます。クリオスタットに搭載されているミクロトームは、このミノー型(回転型)が基本です。凍結組織は比較的柔らかく、迅速な切片作成が求められるため、この形式が適しています。選びやすい理由:他のミクロトームの種類との混同。混同注意:ミクロトームの名称とそれが属する基本形式(回転型、滑走型など)を混同しやすい。
- 3. シャンツェ型ミクロトームは、主に硬組織(骨など)の研磨切片や厚切片の作成に用いられる大型のミクロトームです。クリオスタットに用いられるタイプではありません。正しくは:クリオスタットに用いられるミクロトームは回転型です。選びやすい理由:特殊なミクロトームの存在を知っていると、誤って選択してしまう可能性があります。混同注意:研磨切片用ミクロトームと、通常の薄切用ミクロトームの区別。
- 4. ザルトリウス型ミクロトームという特定の形式は一般的ではありません。ザルトリウスは天秤やフィルターなどで知られるメーカー名です。ミクロトームの形式としては通常挙げられません。正しくは:ミクロトームの主要な形式名を覚える必要があります。選びやすい理由:聞き覚えのある専門用語(メーカー名など)に釣られてしまう可能性があります。混同注意:ミクロトームの形式名とメーカー名を混同する。
- 5. テトランダー型ミクロトームという特定の形式は一般的ではありません。ミクロトームの形式としては通常挙げられません。正しくは:ミクロトームの主要な形式名を覚える必要があります。選びやすい理由:知らない名前の選択肢の中から、どれかが正解だと考えてしまう可能性があります。混同注意:存在しないミクロトーム形式の名前。
国試ポイント
この問題は、クリオスタットで使用されるミクロトームの種類に関する知識を問うものです。具体的には、ミノー型が回転式ミクロトームの一種であり、凍結切片の迅速な作成に適していることを理解しているかどうかが重要です。ミクロトームの主要な形式とその用途を結びつける能力が試されます。
混同注意
ミクロトームの一般的な分類(回転式、滑走式、振動式、半自動/全自動など)と、それぞれの代表的な型名を混同しやすい。特に、ユング型(滑走式)とミノー型(回転式)はよく比較対象になります。
次に同じ論点が出たら
次に同じ論点が出た場合、クリオスタットの原理や凍結切片の利点・欠点、または他のミクロトームの具体的な用途(例:神経組織の薄切に用いられる振動ミクロトーム)について問われる可能性があります。
関連知識
ミクロトームの種類(回転式、滑走式、振動式、超薄切用など)、それぞれの特徴と主な用途、クリオスタットの原理と凍結切片作成の目的(迅速診断、酵素組織化学など)、凍結包埋剤(OCTコンパウンドなど)