温室効果ガスはどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第64回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3・5番
解説
温室効果ガスとは、地球の大気中に含まれ、地表から放出される熱を吸収・再放射することで、地球の気温を保つ効果を持つ気体のことです。主な温室効果ガスには、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)、フロン類などがあります。酸素、窒素、アルゴンは温室効果ガスではありません。
選択肢ごとの解説
- 1. 酸素は地球大気の主要成分の一つですが、温室効果ガスではありません。太陽からの熱を吸収したり、地球から放出される熱を閉じ込めたりする作用はありません。正しくは:温室効果ガスではない。選びやすい理由:大気中に存在するため、何か機能があるように感じやすいかもしれない。混同注意:主要な大気成分と温室効果ガス
- 2. 窒素は地球大気中で最も多く存在する気体ですが、温室効果ガスには分類されません。温室効果を発揮するような分子構造を持っていません。正しくは:温室効果ガスではない。選びやすい理由:大気中の主要成分であるため、環境問題に関わるような気がするかもしれない。混同注意:主要な大気成分と温室効果ガス
- 3. 正解。フロンガス(CFCs, HCFCs, HFCsなど)は、強い温室効果を持つ人工ガスです。二酸化炭素の数千倍から数万倍の温室効果があり、地球温暖化に大きく寄与します。また、オゾン層破壊物質としても知られています。
- 4. アルゴンは不活性ガスであり、大気中に微量に存在しますが、温室効果ガスではありません。化学的に安定しており、熱を吸収・放出する能力が非常に低いです。正しくは:温室効果ガスではない。選びやすい理由:希ガスの一種であり、他の大気成分と混同しやすい。混同注意:希ガスと温室効果ガス
- 5. 正解。二酸化炭素は、最もよく知られている温室効果ガスの一つです。化石燃料の燃焼や森林伐採など人間活動によって排出量が増加し、地球温暖化の主要な原因となっています。
国試ポイント
地球温暖化の原因となる温室効果ガスの種類を正しく識別できるか、特に主要なガスと大気中の一般的なガスを区別できるかが問われます。
混同注意
大気中の主要成分(窒素、酸素、アルゴン)と温室効果ガス(二酸化炭素、フロン、メタンなど)を混同しやすい。特に、二酸化炭素は大気中の割合は低いものの温室効果は高い点に注意が必要です。
次に同じ論点が出たら
次に同じ論点が出た場合、メタン、一酸化二窒素、水蒸気なども温室効果ガスとして提示される可能性があるため、これらも識別できるかを確認する。また、各温室効果ガスの主な発生源や、地球温暖化係数の大小についても問われる可能性があるため、その知識も確認する。
関連知識
オゾン層破壊ガス(フロンなど)、酸性雨の原因物質(硫黄酸化物、窒素酸化物)、光化学スモッグの原因物質(窒素酸化物、揮発性有機化合物)など、他の環境問題に関連するガスとの区別も重要です。温室効果ガスの種類、それぞれの排出源、温室効果の強さ(地球温暖化係数 GWP)についても理解が必要です。