会社員が加入する社会保険のうち、被保険者が保険料を負担しないのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第64回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
労災保険は、労働者が業務上の事由や通勤によって負傷したり疾病にかかったりした場合に、必要な保険給付を行う制度です。この保険の保険料は、全額を事業主が負担することになっており、労働者自身が保険料を支払うことはありません。他の医療保険、介護保険、雇用保険、年金保険では、被保険者も保険料の一部または全額を負担します。
選択肢ごとの解説
- 1. 健康保険の保険料は、被保険者と事業主が折半で負担します。正しくは:健康保険の保険料は、被保険者も負担します。選びやすい理由:保険料の支払いを意識しない人もいるかもしれませんが、給与明細に記載されており、負担しています。混同注意:雇用保険や年金保険など、被保険者が負担する他の社会保険と混同する可能性があります。
- 2. 介護保険の保険料は、被保険者が40歳以上の場合に義務付けられ、健康保険料と同様に被保険者と事業主が折半で負担します。正しくは:介護保険の保険料は、被保険者も負担します。選びやすい理由:40歳未満の被保険者は負担しないため、勘違いしやすいかもしれません。混同注意:対象年齢によって負担の有無が変わるため、その点を労災保険の特性と混同する可能性があります。
- 3. 雇用保険の保険料は、被保険者と事業主が負担します。ただし、負担割合は事業主の方が大きいです。正しくは:雇用保険の保険料は、被保険者も負担します。選びやすい理由:事業主負担の割合が大きいことから、被保険者の負担が少ないと誤解する可能性があります。混同注意:健康保険や年金保険と同様に、被保険者が負担する社会保険の一つです。
- 4. 厚生年金保険の保険料は、被保険者と事業主が折半で負担します。正しくは:厚生年金保険の保険料は、被保険者も負担します。選びやすい理由:将来的な受給を期待するため、負担を意識しにくいかもしれませんが、給与から天引きされています。混同注意:他の社会保険と同様に、被保険者が保険料を負担する制度です。
- 5. 正解。労災保険の保険料は、事業主が全額を負担することが法律で定められています。被保険者(労働者)が直接保険料を支払うことはありません。
国試ポイント
社会保険制度に関する基本的な知識、特に各保険の保険料負担の仕組みについて問う問題です。被保険者(労働者)が保険料を負担しない例外的なケースとして労災保険を理解しているかがポイントとなります。
混同注意
他の社会保険(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、介護保険)と労災保険の保険料負担の差。
次に同じ論点が出たら
同様の論点が出た場合、各社会保険の『財源(保険料負担者)』と『給付内容』の対応関係を問われる可能性が高いです。特に、事業主が全額負担する労災保険と、被保険者も負担する他の保険との違いに着目する必要があります。
関連知識
各社会保険の目的、加入対象者、保険給付の内容、保険料の計算方法、被保険者と事業主の負担割合。