学校保健安全法で解熱後3日経過するまで出席停止となるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第64回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
学校保健安全法において、麻しん(はしか)は「解熱した後3日を経過するまで」出席停止と定められています。これは感染力が非常に強く重症化リスクも高いため、厳重な感染拡大防止策が求められるためです。他の選択肢はそれぞれ異なる基準(発疹の痂皮化、発疹の消失、咳の消失、腫れの消失など)で出席停止期間が定められています。
選択肢ごとの解説
- 1. 水痘の出席停止期間は「全ての発疹が痂皮化するまで」です。解熱後からの日数ではありません。正しくは:水痘は「全ての発疹が痂皮化するまで」出席停止です。選びやすい理由:感染症であるため出席停止の対象とは認識しやすいですが、期間の基準が異なります。混同注意:他の感染症と出席停止期間の基準(日数か、症状の消失か)を混同しやすいです。
- 2. 風しんの出席停止期間は「発疹が消失するまで」です。解熱後からの日数ではありません。正しくは:風しんは「発疹が消失するまで」出席停止です。選びやすい理由:麻しんと同様、発疹を伴う感染症であるため、同じ基準だと思い込みやすいです。混同注意:麻しんと風しんの出席停止期間の基準を混同しやすいです。麻しんは「解熱後3日」、風しんは「発疹が消失するまで」です。
- 3. 正解。麻しんの出席停止期間は「解熱した後3日を経過するまで」と学校保健安全法で定められています。これは致死率の高い非常に感染力の強い疾患であるため、厳格な基準が設けられています。選びやすい理由:正しい選択肢です。
- 4. 百日咳の出席停止期間は「特有の咳が消失するまで、または5日間の適切な抗菌薬治療が終了するまで」です。解熱後からの日数ではありません。正しくは:百日咳は「特有の咳が消失するまで、または5日間の適切な抗菌薬治療が終了するまで」出席停止です。選びやすい理由:咳を主症状とする感染症であるため、出席停止の対象とは認識しやすいですが、期間の基準が異なります。混同注意:他の呼吸器感染症や発熱を伴う疾患と出席停止期間の基準を混同しやすいです。
- 5. 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の出席停止期間は「耳下腺、顎下腺または舌下腺の腫れが治まるまで」です。解熱後からの日数ではありません。正しくは:流行性耳下腺炎は「耳下腺、顎下腺または舌下腺の腫れが治まるまで」出席停止です。選びやすい理由:発熱を伴うことが多い感染症であるため、解熱後の日数と関連付けやすいですが、腫れの消失が基準です。混同注意:他の発熱性疾患と出席停止期間の基準(日数か、症状の消失か)を混同しやすいです。
国試ポイント
学校保健安全法における主要な感染症の出席停止期間(特にその基準:日数、症状の消失、治療状況など)を正確に記憶しているかが問われます。特に、麻しん、風しん、水痘、インフルエンザ、流行性耳下腺炎などは頻出です。それぞれの疾患で期間の「数え方」が異なる点に注意が必要です。
混同注意
麻しんと風しん、水痘の出席停止期間の基準や日数を混同しやすい。また、解熱後○日という基準の疾患と、症状が消失するまでという基準の疾患を混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
この論点が次に問われたら、「解熱後何日」という形式だけでなく、「発疹が治まるまで」や「特有の咳がなくなるまで」といった異なる基準の疾患も選択肢に含まれるかを考慮し、それぞれの感染症に応じた出席停止期間の基準を正確に判断します。
関連知識
インフルエンザの出席停止期間は「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」です。また、結核や腸管出血性大腸菌感染症など、その他の感染症の出席停止期間も確認しておく必要があります。