吸気および呼気ともに最大努力で得られたフローボリューム曲線(別冊No. 4)を別に示す。V・25〈FEF25〉はどれか。

選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第71回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢・図は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整え、図は冊子から切り出しています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2・4番(いずれも正解)
解説
【公式の取扱い】この問題は1つを選ぶ形式ですが、公式の正答表では2・4のいずれも正解とされています。 フローボリューム曲線において、V・25〈FEF25〉は、努力性肺活量(FVC)を25%呼出した時点での強制呼気流量(FEF)を指します。曲線上でFVCの25%点に相当する呼気流量の箇所が正解となります。選択肢の②と④は、この定義に合致する位置を示しています。V・25はFEF25の別名であり、両者は同じ指標を指します。
選択肢ごとの解説
- 1. ①は、最大吸気から始まり、最大努力で息を吐き出した際の最初の部分、すなわち努力性肺活量(FVC)の初期段階を示しています。FEF25は、呼出されたFVCの25%時点での流量を指します。正しくは:FEF25は、呼出されたFVCの25%時点での流量を示す点であり、曲線上でその位置を特定する必要があります。選びやすい理由:曲線の特徴的なポイントの一つではありますが、FEF25の定義とは異なります。混同注意:FVCの開始点やピークフロー(PEF)と混同しやすいです。
- 2. 正解。②は、呼出された努力性肺活量(FVC)の25%時点における強制呼気流量(FEF)を示しています。これがFEF25の定義に合致します。
- 3. ③は、呼出されたFVCの半分、すなわち50%時点における強制呼気流量(FEF50)を示しています。FEF25とは異なります。正しくは:FEF25はFVCの25%時点の流量、FEF50はFVCの50%時点の流量です。選びやすい理由:FEF50もフローボリューム曲線で重要な指標であり、似たような概念であるため選びやすいかもしれません。混同注意:FEF25やFEF75などの他のFEF指標と混同しやすいです。
- 4. 正解。④は、フローボリューム曲線において、呼出された努力性肺活量(FVC)の25%時点での強制呼気流量(FEF)を示しており、V・25〈FEF25〉の定義に合致します。これは、V・25がFEF25の別名であるため、同じ意味を持つ正答となります。
- 5. ⑤は、残気量(RV)から最大吸気位(TLC)まで息を吸い込んだ際の吸気流量を示しています。FEF25は呼気流量に関する指標であり、吸気相の指標ではありません。正しくは:FEF25は呼気時の流量指標であり、吸気時の指標とは異なります。選びやすい理由:吸気相もフローボリューム曲線の重要な部分であるため、注意を引かれるかもしれません。混同注意:吸気相の流量指標と呼気相の流量指標を混同しやすいです。
国試ポイント
フローボリューム曲線の各パラメータ(FEF25, FEF50, FEF75, PEFなど)が曲線上のどの位置を示すかを正確に理解しているかが問われます。特に、V・25がFEF25と同じ意味を持つことを知っているかも重要です。
混同注意
FEF25、FEF50、FEF75といった異なるFVC時点での強制呼気流量や、ピークフロー(PEF)、努力性肺活量(FVC)など、他の呼吸機能検査の指標と混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
次に同じ論点が出たら、フローボリューム曲線のどの部分がどの呼吸機能指標に対応するか、特にFEF25, FEF50, FEF75などの定義と位置関係を正確に識別できるかを確認します。また、V・25がFEF25の別名であることを覚えているか、複数の正答を選択する形式に慣れているかを確認します。
関連知識
フローボリューム曲線は、気道閉塞の評価に非常に有用な検査です。FEF25-75%は、小気道閉塞の早期発見に役立つ指標として知られています。FVCの減少は拘束性換気障害、PEFの低下は上気道閉塞を示唆することもあります。