生体の微量成分元素はどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第63回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1・3番
解説
生体の微量元素とは、体内に存在する量がごく微量(通常は体重の0.01%未満、または1日あたりの必要量が100mg未満)であるにもかかわらず、生命維持に不可欠な元素を指します。選択肢の中で、銅とセレンは微量元素に分類されます。リン、カルシウム、マグネシウムは、体内に比較的多く存在する主要ミネラル(多量ミネラル)に分類されます。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。銅は必須微量元素の一つであり、酵素の構成成分や様々な生体機能に関与しています。
- 2. リンは主要ミネラル(多量ミネラル)であり、微量元素ではありません。骨や歯の主要成分であり、ATPの構成要素など、生体内で多くの重要な役割を担っています。正しくは:リンは主要ミネラルです。選びやすい理由:リンも生体にとって不可欠な元素であるため、必須であるという点で微量元素と混同しやすいかもしれません。混同注意:主要ミネラルと微量ミネラルの区別。
- 3. 正解。セレンは必須微量元素の一つであり、抗酸化酵素の構成成分として知られています。
- 4. カルシウムは主要ミネラル(多量ミネラル)であり、微量元素ではありません。骨や歯の主要な構成要素であり、神経伝達や筋肉収縮などにも不可欠です。正しくは:カルシウムは主要ミネラルです。選びやすい理由:カルシウムも非常に重要な元素であるため、必須であるという点で微量元素と誤解する可能性があります。混同注意:主要ミネラルと微量ミネラルの区別。
- 5. マグネシウムは主要ミネラル(多量ミネラル)であり、微量元素ではありません。多くの酵素反応の補因子や骨の構成成分として重要です。正しくは:マグネシウムは主要ミネラルです。選びやすい理由:マグネシウムも必須元素であり、その「量」について詳しく知らない場合、微量元素と勘違いしやすいです。混同注意:主要ミネラルと微量ミネラルの区別。
国試ポイント
生体内の必須元素を、その存在量や必要量に基づいて「主要ミネラル(多量元素)」と「微量ミネラル(微量元素)」に正しく分類できるか問う問題です。各元素がどちらに属するかを正確に覚えている必要があります。
混同注意
必須元素であることは共通しているため、その中で主要と微量の区別が曖昧だと誤答につながりやすいです。特に、生体内で重要な役割を担う元素はすべて微量元素であるかのような誤解が生じやすいです。
次に同じ論点が出たら
次に同様の論点が出題された場合、他の主要ミネラルや微量ミネラルが選択肢に含まれる可能性があります。それぞれの元素が主要ミネラルと微量ミネラルのどちらに分類されるかを確実に識別できるように学習しておくことが重要です。
関連知識
主要ミネラルには、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、硫黄、塩素などがあります。微量ミネラルには、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、モリブデン、クロム、フッ素、コバルトなどが含まれます。