ウイルスと疾患の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第65回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1・2番
解説
EBウイルスは伝染性単核球症の主な原因であり、ロタウイルスは乳幼児の急性胃腸炎(嘔吐下痢症)の主要な原因ウイルスです。他の選択肢はウイルスと疾患の組み合わせが誤っています。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。EBウイルス(Epstein-Barr Virus)は伝染性単核球症の主要な原因ウイルスです。
- 2. 正解。ロタウイルスは乳幼児の急性胃腸炎(嘔吐下痢症)の主要な原因ウイルスであり、特に冬季に多くみられます。
- 3. ポリオウイルスは主に急性灰白髄炎(ポリオ)の原因となります。正しくは:ポリオウイルス 急性灰白髄炎(ポリオ)選びやすい理由:ウイルス感染による症状として胃腸炎が広く知られているため、一般的なウイルスと混同しやすいかもしれません。混同注意:他のウイルス性胃腸炎の原因ウイルス(ノロウイルス、ロタウイルスなど)
- 4. ヒトコロナウイルスは主に風邪やCOVID-19などの呼吸器疾患を引き起こします。流行性角結膜炎の主要な原因はアデノウイルスです。正しくは:ヒトコロナウイルス 上気道炎(風邪)またはCOVID-19 / アデノウイルス 流行性角結膜炎選びやすい理由:コロナウイルスが世界的に流行したことで、様々な感染症と結びつけられやすい可能性があります。混同注意:アデノウイルス(流行性角結膜炎の原因)
- 5. ヒトパルボウイルスB19は伝染性紅斑(りんご病)や、関節炎、胎児水腫などを引き起こします。手足口病の主な原因はコクサッキーウイルスA群やエンテロウイルス71です。正しくは:ヒトパルボウイルスB19 伝染性紅斑(りんご病) / コクサッキーウイルスA群またはエンテロウイルス71 手足口病選びやすい理由:どちらも小児期にみられる発疹を伴う疾患であるため、混同しやすいかもしれません。混同注意:コクサッキーウイルスA群やエンテロウイルス71(手足口病の原因)
国試ポイント
この問題は、主要なウイルスとその代表的な疾患の組み合わせに関する基礎知識を問うものです。特に小児期によくみられるウイルス感染症や、特徴的な症状を示す疾患の原因ウイルスは頻出です。
混同注意
各ウイルスの名称と、複数のウイルスが似たような症状を引き起こす疾患(例:胃腸炎、発疹性疾患)を混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
今後、同様の論点が出題された場合、他の代表的なウイルス(例:アデノウイルス、ノロウイルス、RSウイルス、麻疹ウイルス、風疹ウイルス、ムンプスウイルス、サイトメガロウイルス、単純ヘルペスウイルスなど)とその関連疾患の組み合わせを確認し、特に小児期に流行する感染症や予防接種で予防できる疾患の原因ウイルスに注目すると良いでしょう。
関連知識
ウイルス性疾患の種類、各ウイルスの感染経路、主な症状、診断法、予防法(ワクチンなど)。