ペプチドホルモンはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第72回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)は、妊娠時に胎盤から分泌される糖タンパク質ホルモンであり、複数のアミノ酸が結合したペプチド鎖から構成されるため、ペプチドホルモンに分類されます。他の選択肢は、アドレナリンがアミノ酸誘導体、コルチゾールとテストステロンがステロイドホルモン、トリヨードサイロニンがアミノ酸誘導体(甲状腺ホルモン)です。
選択肢ごとの解説
- 1. アドレナリンはカテコールアミンの一種であり、アミノ酸誘導体ホルモンに分類されます。正しくは:アドレナリンはアミノ酸誘導体ホルモンである。選びやすい理由:ホルモンとしての機能が重要であるため、見落としがちですが、構造分類が問われています。混同注意:ペプチドホルモンとアミノ酸誘導体ホルモンとの構造的な違い。
- 2. コルチゾールはステロイドホルモンであり、コレステロールを前駆体として合成されます。正しくは:コルチゾールはステロイドホルモンである。選びやすい理由:副腎皮質から分泌される重要なホルモンであり、ホルモンの分類に関する知識があやふやだと選択しやすいかもしれません。混同注意:ペプチドホルモンとステロイドホルモンとの構造的な違い。
- 3. テストステロンは性ホルモンであり、ステロイドホルモンに分類されます。正しくは:テストステロンはステロイドホルモンである。選びやすい理由:性ホルモンとしての重要性から、これもホルモン分類の知識が不十分だと選びやすいです。混同注意:ペプチドホルモンとステロイドホルモンとの構造的な違い。
- 4. トリヨードサイロニン(T3)は甲状腺ホルモンであり、ヨードを含むアミノ酸誘導体ホルモン(チロシン誘導体)に分類されます。正しくは:トリヨードサイロニンはアミノ酸誘導体ホルモンである。選びやすい理由:甲状腺ホルモンは重要なホルモンですが、ペプチドではないアミノ酸誘導体であることを理解していないと間違えやすいです。混同注意:ペプチドホルモンとアミノ酸誘導体ホルモンとの構造的な違い。
- 5. 正解。ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)は、αサブユニットとβサブユニットから構成される糖タンパク質ホルモンであり、ペプチドホルモンの一種です。
国試ポイント
ホルモンの化学構造による分類(ペプチド、ステロイド、アミノ酸誘導体など)を正確に理解しているかを問う問題です。各ホルモンがどの分類に属するかを覚えることが重要です。
混同注意
ホルモンは機能だけでなく、その化学構造による分類も非常に重要であり、特にペプチドホルモン、ステロイドホルモン、アミノ酸誘導体ホルモン(カテコールアミン、甲状腺ホルモンなど)の区別が曖昧だと誤りやすいです。
次に同じ論点が出たら
今後同様の論点が出題された場合、他の代表的なホルモン(インスリン、グルカゴン、成長ホルモン、エストロゲンなど)についても、それぞれの化学構造に基づいた分類を正しく判断できるかを確認する必要があります。
関連知識
ホルモン分類: 1. ペプチドホルモン・タンパク質ホルモン:インスリン、グルカゴン、成長ホルモン、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)など。 2. ステロイドホルモン:コルチゾール、アルドステロン、テストステロン、エストロゲン、プロゲステロン、ビタミンDなど。 3. アミノ酸誘導体ホルモン: a. カテコールアミン:アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン。 b. 甲状腺ホルモン:サイロキシン(T4)、トリヨードサイロニン(T3)。