B細胞はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第69回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
CD19はB細胞のほぼ全ての段階で発現が見られる、非常に特異的な表面マーカーです。したがって、CD19陽性細胞はB細胞を示します。
選択肢ごとの解説
- 1. CD3はT細胞受容体複合体の一部であり、全ての成熟T細胞に発現します。B細胞には発現しません。正しくは:CD3陽性細胞はT細胞です。選びやすい理由:リンパ球の表面マーカーとしてよく学習するため、関連する選択肢として目につきやすいかもしれません。混同注意:他のリンパ球(T細胞、NK細胞)の表面マーカーと混同しやすいです。
- 2. CD4はヘルパーT細胞のサブセットに発現する共受容体であり、B細胞には発現しません。正しくは:CD4陽性細胞はヘルパーT細胞です。選びやすい理由:T細胞の主要なサブセットであるため、リンパ球マーカーとして重要であることから選択肢として考慮されやすいかもしれません。混同注意:T細胞のサブセットマーカー(CD4, CD8)とB細胞マーカーを混同しやすいです。
- 3. CD8は細胞傷害性T細胞のサブセットに発現する共受容体であり、B細胞には発現しません。正しくは:CD8陽性細胞は細胞傷害性T細胞です。選びやすい理由:CD4と同様に、T細胞の主要なサブセットマーカーであるため、誤って選択される可能性があります。混同注意:T細胞のサブセットマーカー(CD4, CD8)とB細胞マーカーを混同しやすいです。
- 4. 正解。CD19はB細胞に特異的に発現する表面マーカーであり、B細胞の同定に広く用いられます。
- 5. CD56はNK細胞や一部のT細胞に発現する接着分子であり、B細胞には発現しません。正しくは:CD56陽性細胞は主にNK細胞です。選びやすい理由:NK細胞もリンパ球の一種であり、他のリンパ球と混同されやすいことから、誤って選ばれる可能性があります。混同注意:NK細胞のマーカーとB細胞のマーカーを混同しやすいです。
国試ポイント
リンパ球の主要な細胞種(T細胞、B細胞、NK細胞)に特異的なCD表面抗原を正確に識別できるかが問われています。特に、B細胞の代表的なマーカーは頻出です。
混同注意
T細胞のマーカー(CD3, CD4, CD8)、NK細胞のマーカー(CD16, CD56)とB細胞のマーカー(CD19, CD20, CD22)が混同しやすいです。これらは血液検査やフローサイトメトリーで細胞を分類する際の基本知識となります。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出題された場合は、各リンパ球(T細胞、B細胞、NK細胞)の代表的なCDマーカーを正確に区別できるかを確認します。特に、複数のマーカーを持つ細胞や、成熟段階によって発現が変化するマーカーについても注意が必要です。
関連知識
CD20もB細胞の成熟段階で広く発現するマーカーであり、CD19と共にB細胞の同定によく用いられます。また、前駆B細胞ではCD34なども発現しますが、CD19はより広範なB細胞をカバーします。