縦隔に含まれない臓器はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第69回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
縦隔は左右の肺に挟まれた胸腔の中央部分の空間であり、心臓、大血管、気管、食道、胸腺、リンパ節、神経などが含まれます。肺自体は縦隔の外側、左右の胸膜腔にそれぞれ位置するため、縦隔には含まれません。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。肺は左右の胸腔内に位置し、縦隔の側面に隣接していますが、縦隔そのものには含まれません。縦隔は左右の肺に挟まれた中央部分の空間を指します。正しくは:肺は胸腔内に位置するが、縦隔には含まれない。選びやすい理由:肺が心臓や気管と同じ胸部にあるため、縦隔という漠然とした「胸の真ん中」のイメージと混同しやすい。混同注意:縦隔と胸腔の区別、特に肺が縦隔の定義から外れること。
- 2. 気管は頸部から胸部へと下り、縦隔の上部から中部を走行します。したがって、縦隔に含まれる臓器です。正しくは:気管は縦隔に含まれる臓器です。選びやすい理由:気管が食道の前面にあるため、位置関係を誤解する可能性がある。混同注意:気管と食道の縦隔内での前後関係。
- 3. 胸腺は思春期まで発達し、その後退縮するリンパ器官で、縦隔の前上部に位置します。したがって、縦隔に含まれる臓器です。正しくは:胸腺は縦隔に含まれる臓器です。選びやすい理由:胸腺が幼少期に大きく、その後退縮するため、その存在や正確な位置を見落とすことがある。混同注意:胸腺の解剖学的知識と生理学的知識。
- 4. 食道は咽頭から胃へと食物を運ぶ管で、縦隔の後部を走行します。したがって、縦隔に含まれる臓器です。正しくは:食道は縦隔に含まれる臓器です。選びやすい理由:食道が気管の後ろにあるため、その位置が縦隔外にあると誤解しやすい。混同注意:食道と気管の縦隔内での前後関係。
- 5. 心臓は循環器系の中心となる臓器で、縦隔の中央部に位置します。したがって、縦隔に含まれる臓器です。正しくは:心臓は縦隔に含まれる臓器です。選びやすい理由:心臓が肋骨に囲まれているため、縦隔という空間の定義から外れると考える可能性がある。混同注意:心臓を取り巻く構造物全体を縦隔と混同すること。
国試ポイント
縦隔の定義と、その内部に含まれる主要な臓器、および隣接するが内部ではない臓器(特に肺)の区別が問われる。基本的な解剖学的知識が重要。
混同注意
胸腔と縦隔の範囲、肺と縦隔内の臓器の区別。
次に同じ論点が出たら
今後、縦隔の具体的な区分(例:上縦隔に含まれるもの)や、特定の疾患(例:縦隔腫瘍)と関連付けて、どの臓器が問題となるかを問う問題が出題される可能性がある。
関連知識
縦隔の区分(上縦隔、下縦隔、前縦隔、中縦隔、後縦隔)、それぞれの区分に含まれる主要な構造物。