真核生物のrRNAでないのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第65回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
リボソームRNA(rRNA)は、生物種によってS値(沈降係数)が異なります。真核生物のリボソームは80S(40Sと60Sサブユニット)で構成され、40Sサブユニットには18S rRNAが、60Sサブユニットには5S rRNA、5.8S rRNA、28S rRNAが含まれます。一方、原核生物のリボソームは70S(30Sと50Sサブユニット)で構成され、30Sサブユニットには16S rRNAが、50Sサブユニットには5S rRNA、23S rRNAが含まれます。したがって、16S rRNAは原核生物のrRNAであり、真核生物のrRNAではありません。
選択肢ごとの解説
- 1. 真核生物の大きなサブユニットに含まれるrRNAです。正しくは:これは真核生物のrRNAです。選びやすい理由:数字が小さいため、原核生物のrRNAと混同しやすいかもしれませんが、真核生物にも存在します。混同注意:原核生物のrRNAの数字と混同する可能性があります。
- 2. 真核生物の大きなサブユニットに含まれるrRNAです。正しくは:これは真核生物のrRNAです。選びやすい理由:他のrRNAと異なり小数点が付いているため、特徴的に見えますが、真核生物に特有のrRNAです。混同注意:真核生物特有のrRNAであるという知識が曖昧だと誤解する可能性があります。
- 3. 正解。16S rRNAは、原核生物の小さなリボソームサブユニット(30S)の構成成分であり、真核生物のリボソームには含まれません。真核生物の小さなサブユニット(40S)には18S rRNAが含まれます。正しくは:真核生物のrRNAとしては18S rRNAが正しいです。選びやすい理由:「S」の単位と数字からrRNAであることは認識しやすいですが、真核生物と原核生物の違いを把握していないと誤って選択してしまう可能性があります。混同注意:原核生物のrRNAと真核生物のrRNAの区別がついていないと混同しやすいです。
- 4. 真核生物の小さなサブユニット(40S)に含まれるrRNAです。正しくは:これは真核生物のrRNAです。選びやすい理由:16S rRNAと数字が近いため、混同しやすいですが、真核生物では18S rRNAが正しいです。混同注意:原核生物の16S rRNAと混同しやすいです。
- 5. 真核生物の大きなサブユニット(60S)に含まれるrRNAです。正しくは:これは真核生物のrRNAです。選びやすい理由:最も大きいS値であるため、何らかの特別なrRNAであると認識しやすいですが、これは真核生物の主要なrRNAの一つです。混同注意:原核生物の23S rRNAと対比して考えることができます。
国試ポイント
この問題は、真核生物と原核生物のリボソームRNAの構成成分の違いを正確に理解しているかを問うものです。特に、各rRNAのS値とそれが属する生物種を区別できるかが重要です。
混同注意
真核生物と原核生物のrRNAのS値(特に16Sと18S、23Sと28S)が混同されやすいです。
次に同じ論点が出たら
次に類似問題が出題された場合は、各rRNAがリボソームのどのサブユニット(小サブユニットまたは大サブユニット)に存在するか、またその機能についても確認すると良いでしょう。
関連知識
リボソームの構造(サブユニットのS値)、機能(タンパク質合成)、およびrRNAの転写と成熟過程についても関連知識として問われる可能性があります。