500 nmの余色〈補色〉どれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第72回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
波長500nmの光は、スペクトル上では緑青色(シアンに近い色)に分類されます。色相環において、この緑青色の反対に位置する補色は赤色です。補色関係にある2つの光を混ぜ合わせると、無彩色(白色)に見えます。臨床検査においては、吸光光度分析などで検体の呈色反応を測定する際に、検体の色に対する補色の波長で吸光度を測定することが多く、この知識は基礎として重要です。
選択肢ごとの解説
- 1. 青色の補色は一般的に黄色(約580nm)とされています。500nmの緑青色とは補色関係にありません。正しくは:約470nmの青色に対する補色は黄色である。選びやすい理由:可視光スペクトル内で、青色は緑色と隣接しており、色の関連性を混同しやすいかもしれません。混同注意:緑色の補色である赤色と、青色の補色である黄色が混同される可能性があります。
- 2. 正解。波長500nmの光はシアンに近い緑青色であり、その補色は赤色です。これは色相環における対極の色であり、両者を混ぜると無彩色(白または灰色)になる関係です。
- 3. 橙色の補色は一般的に青色(約470nm)とされています。500nmの緑青色とは補色関係にありません。正しくは:約470nmの青色に対する補色は橙色である。選びやすい理由:色相環で赤色と隣接しているため、補色関係と誤解しやすいかもしれません。混同注意:黄色の補色である青色や、赤色の補色である緑青色と混同される可能性があります。
- 4. 500nmの光自体が緑色に近い波長であり、その補色ではありません。緑色の補色は赤紫色(マゼンタ)または赤色です。正しくは:約500nmの光の補色は赤色である。緑色の補色は赤紫色(マゼンタ)である。選びやすい理由:問題文の波長500nmが緑色領域であるため、選択肢に緑色があると、その色自体を補色と誤認する可能性があります。混同注意:補色関係ではなく、同じ色域の光と混同する可能性があります。
- 5. 紫色の補色は一般的に黄色(約580nm)または黄緑色とされています。500nmの緑青色とは補色関係にありません。正しくは:約580nmの黄色に対する補色は紫色である。選びやすい理由:可視光スペクトルの両端に位置する色であるため、補色関係にあると錯覚しやすいかもしれません。混同注意:赤色と青色の混合色であるため、特定の波長との補色関係が複雑に感じられる可能性があります。
国試ポイント
この問題は、色彩理論の基本的な知識、特に「補色」の概念と、可視光の波長と色の対応関係を理解しているかを問うものです。臨床検査においては、吸光光度分析における測定波長の選択など、機器分析の基礎知識として重要です。
混同注意
混同しやすい点として、光の三原色(RGB)と色の三原色(CMY)の関係、加法混色と減法混色の違いが挙げられます。また、特定の波長がどの色に見えるか、その補色が何色になるかという具体的な対応関係を正確に覚えていないと誤答につながります。
次に同じ論点が出たら
次に同様の論点が出題された場合、受験生は主要な色の波長と、その補色を正確に言えるかを確認すべきです。さらに、吸光光度分析において、ある特定の色を呈する溶液の吸光度を測定する際に、どのような波長の光を用いるべきか(呈色に対する補色光)まで理解しているかを問われる可能性があります。
関連知識
関連知識としては、可視光スペクトルの波長範囲(約380nm〜780nm)、主要な色の波長(例:青色約470nm、緑色約520nm、黄色約580nm、赤色約650nm)、色相環とその中の補色関係、そして吸光光度分析における最大吸収波長と補色の関係(補色光が最も吸収される)が挙げられます。