2021年の我が国の統計で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第70回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
2021年の日本の年間出生数は約81万人であり、100万人を大きく下回っています。日本の出生数は2016年に初めて100万人を下回り、それ以降減少傾向が続いています。
選択肢ごとの解説
- 1. 2021年の死産数は前年より減少しており、この記述は誤りです。正しくは:死産件数は前年と比較して減少傾向にあった。選びやすい理由:全体的な少子化傾向の中でも、特定の項目が一時的に増加することもありうるという漠然とした印象から、誤って選ぶ可能性があります。混同注意:出生数や死亡数の推移と混同する可能性があります。
- 2. 2021年の死亡者数は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、前年と比較して増加しているため、この記述は誤りです。正しくは:年間死亡者数は、前年と比べて増加した。選びやすい理由:一般的な健康寿命の延伸や医療の進歩といったイメージから、死亡数が減少していると誤解する可能性があります。混同注意:出生数との混同、または長期的な死亡率のトレンドと短期的な年間変動との混同。
- 3. 正解。2021年の年間出生数は約81万人であり、2016年以降100万人を下回る状況が続いているため、この記述は正しいです。
- 4. 2021年の自然増減数は出生数よりも死亡数が多いため、マイナス値であり、この記述は誤りです。正しくは:自然増減数は負の値を示した。選びやすい理由:高齢化が進んでいる一方で、医療の進歩などにより死亡率が改善しているというイメージから、もしかしたら人口減少が食い止められている、あるいは一時的にプラスに転じたと誤認する可能性があります。混同注意:「増減」という言葉から、増加傾向にあることを期待してしまいやすいです。
- 5. 2021年の合計特殊出生率は1.30であり、1.5を下回っているため、この記述は誤りです。正しくは:合計特殊出生率は1.3程度であった。選びやすい理由:少子化対策の進展や、一時的な変動により、わずかながら改善が見られたのではないかと期待する心理から、誤って選ぶ可能性があります。混同注意:出生率の長期的な減少傾向に対する漠然とした知識しかなく、具体的な数値を覚えていない場合に、どちらの方向に動いているのか曖昧になることがあります。
国試ポイント
人口動態統計は毎年発表され、その主要項目(出生数、死亡数、自然増減数、合計特殊出生率、死産数など)の最新トレンドと具体的な数値(特に基準となる大台や前年比の増減)を正確に把握しているかが問われます。特に「100万人」や「1.5」などの具体的な数値が判断基準となることが多いです。
混同注意
各統計項目(出生数、死亡数、死産数、合計特殊出生率、自然増減数)それぞれの定義と、前年からの増減、具体的な数値の概算値を混同しやすいです。特に、増加傾向にある項目と減少傾向にある項目を逆にして覚えてしまうことがあります。
次に同じ論点が出たら
次回同様の論点が出題された場合、直近の人口動態統計の主要項目(出生数、死亡数、自然増減数、合計特殊出生率など)の最新値とその前年比の増減について正確に把握しているかを確認する必要があるでしょう。特に、特徴的な大台(例:出生数100万人、死亡数150万人など)を超えたか、下回ったか、またその数値の概算値を問う問題が多いです。
関連知識
日本の人口減少問題、少子高齢化、新型コロナウイルス感染症の影響による死亡者数の増加、合計特殊出生率が人口置換水準(約2.07)を大きく下回っている現状、人口ピラミッドの変化。