健常成人の臓器と重量の組合せで誤っているのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第64回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
健康な成人の肝臓の平均重量は一般的に1,200~1,500g程度です。選択肢の「肝臓300g」は、脾臓や腎臓の重量に近い値であり、肝臓としては誤った記述です。
選択肢ごとの解説
- 1. 健常成人の脳の平均重量は約1,200~1,400gであり、この記述は正しい。選びやすい理由:他の臓器の重量と混同しやすいが、この値は一般的によく知られている。混同注意:特定の疾患による脳萎縮や浮腫など、異常時の重量と混同する可能性がある。
- 2. 健常成人の心臓の平均重量は約250~350gであり、この記述は正しい。選びやすい理由:臓器の大きさに比べて比較的重いと感じるかもしれないが、正しい値である。混同注意:心肥大などの病的な状態での重量増加と混同する可能性がある。
- 3. 正解。健常成人の肝臓の平均重量は約1,200~1,500gであり、300gは著しく軽い。これは誤った組み合わせである。正しくは:肝臓:約1,200~1,500g選びやすい理由:他の比較的軽い臓器(例:脾臓、腎臓)の重量と混同してしまいやすい。混同注意:脾臓や腎臓などの他の臓器の重量と混同しやすい。特に、脾臓の重量に近い値が提示されているため注意が必要。
- 4. 健常成人の脾臓の平均重量は約100~150gであり、この記述は正しい。選びやすい理由:腎臓の重量とほぼ同じであるため、混同しやすい。混同注意:腎臓の重量と混同しやすい。脾腫などの病的な状態での重量増加と混同する可能性がある。
- 5. 健常成人の腎臓(片方)の平均重量は約120~150gであり、この記述は正しい。通常、左右の腎臓に大きな重量差はない。選びやすい理由:脾臓の重量とほぼ同じであるため、混同しやすい。混同注意:脾臓の重量と混同しやすい。水腎症などによる重量変化や、片腎の状態と混同する可能性がある。
国試ポイント
臨床検査技師国家試験では、主要な臓器の平均的な重量や大きさが問われることがあります。特に、似たような重量の臓器(例:脾臓、腎臓)と、大きく重量が異なる臓器(例:肝臓)を区別できるかがポイントとなります。
混同注意
各臓器の標準的な重量を正確に覚えていないと、特に脾臓(約100-150g)、腎臓(約120-150g)、心臓(約250-350g)などの値が混同しやすくなります。肝臓はこれらの臓器よりもはるかに重い(約1,200-1,500g)ことを明確に区別する必要があります。
次に同じ論点が出たら
今後同様の問題が出た場合、主要臓器の平均重量が問われる可能性が高いです。特に、身体の中で最も重い実質臓器である肝臓の重量を正確に把握しているか、また他の比較的軽い臓器と混同していないかを確認する問題が予想されます。
関連知識
主要臓器の平均重量: ・脳:1,200~1,400g ・心臓:250~350g ・肝臓:1,200~1,500g ・脾臓:100~150g ・腎臓(片方):120~150g これらの数値は性別や体格によって多少変動することがありますが、おおよその目安として記憶しておくことが重要です。