染色体で正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第70回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
ヌクレオソームは、DNAがヒストン8量体(H2A, H2B, H3, H4が各2分子)に巻き付いて形成される構造であり、クロマチンの基本単位です。この記述は細胞生物学の基本であり、正しいです。
選択肢ごとの解説
- 1. ヒトの体細胞には、性染色体を除いて22対の常染色体と1対の性染色体が存在し、合計で46本の染色体が含まれています(2n=46)。正しくは:ヒト体細胞の染色体数は46である。選びやすい理由:配偶子(生殖細胞)の染色体数(n=23)と混同しやすい。混同注意:配偶子と体細胞の染色体数
- 2. 染色体の末端部分(テロメア)は、テロメアタンパク質複合体によって保護されています。動原体は染色体の中央付近に位置し、紡錘糸が付着する部位です。正しくは:染色体の両端部はテロメアタンパク質に覆われている。選びやすい理由:染色体を構成するタンパク質の一部として動原体タンパク質を連想しやすいため。混同注意:テロメアタンパク質と動原体タンパク質
- 3. 染色体の中央にあるくびれたDNA領域はセントロメア(動原体DNA領域)と呼ばれます。テロメアは染色体の末端部分です。正しくは:染色体中心部のくびれたDNA領域をセントロメアという。選びやすい理由:染色体の重要な部位として、セントロメアとテロメアが共にキーワードとなるため、混同しやすい。混同注意:セントロメアとテロメア
- 4. 正解。ヌクレオソームは、DNAがヒストンタンパク質の8量体(H2A、H2B、H3、H4がそれぞれ2分子ずつ)に巻きついて形成される構造であり、クロマチン構造の基本単位です。選びやすい理由:正しい記述であるため、迷うことなく選べる。混同注意:特に混同しやすい点はないが、ヌクレオソームの構成要素を正確に理解していないと選べない。
- 5. 1本の染色体が複製されてできる2本の染色体は姉妹染色分体と呼ばれます。相同染色体は、両親からそれぞれ受け継いだ、同じ遺伝子座を持つ対になった染色体のことを指します。正しくは:1本の染色体から複製された染色体を姉妹染色分体と呼ぶ。選びやすい理由:染色体の複製と関連する用語として「相同染色体」を連想しやすいため、誤って選択する可能性がある。混同注意:姉妹染色分体と相同染色体
国試ポイント
染色体の構造に関する基礎知識、特にヌクレオソームの構成、染色体の数、テロメアとセントロメアの機能と位置、および姉妹染色分体と相同染色体の違いが問われています。これらの用語の正確な理解が求められます。
混同注意
染色体数(体細胞と配偶子)、テロメアとセントロメア、動原体タンパク質とテロメアタンパク質、姉妹染色分体と相同染色体。
次に同じ論点が出たら
今後同様の論点が出た場合、各染色体関連用語の定義と役割、細胞分裂における染色体の挙動、およびヌクレオソームの詳細な構造について正確に理解しているかを問う問題が予想されます。
関連知識
クロマチン、ヒストン、セントロメア、テロメア、染色分体、有糸分裂、減数分裂、遺伝子、DNA。