法律とそれに規定されている内容の組合せで正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第69回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
老人福祉法は、高齢者の福祉に関する基本法であり、軽費老人ホーム(ケアハウスを含む)は同法で規定される施設である。ケアハウスは、低額な料金で入居できる軽費老人ホームの一種で、食事の提供や生活相談などのサービスを行う。
選択肢ごとの解説
- 1. 母子健康手帳は母子保健法に基づいて交付されます。児童福祉法は、全ての児童が心身ともに健やかに育成されるための基本理念を定めています。正しくは:「母子保健法と母子健康手帳」または「児童福祉法と児童養護施設/障害児入所施設」選びやすい理由:「児童」という言葉から「児童福祉法」を連想しやすいですが、母子保健と児童福祉は別の法律で規定される内容です。混同注意:母子保健法と児童福祉法の役割。
- 2. 正解。ケアハウス(軽費老人ホーム)は、老人福祉法に定められた高齢者福祉施設の一つです。
- 3. 療育手帳は、知的障害者福祉法を根拠として各自治体の判断で交付される手帳であり、知的障害を持つ方への支援を目的としています。精神保健福祉法は、精神障害者の自立と社会参加を支援するための法律です。正しくは:「知的障害者福祉法と療育手帳」または「精神保健福祉法と精神障害者保健福祉手帳」選びやすい理由:「手帳」という共通点から、精神障害者保健福祉手帳と混同しやすいですが、対象となる障害の種類が異なります。混同注意:精神障害者保健福祉手帳と療育手帳、およびそれぞれの根拠法。
- 4. 福祉事務所は社会福祉法に基づき設置され、児童福祉法、生活保護法、身体障害者福祉法、母子父子寡婦福祉法、老人福祉法など複数の福祉法制における援護、育成または更生の措置に関する事務を行う機関です。正しくは:「社会福祉法と福祉事務所」または「身体障害者福祉法と身体障害者手帳/更生相談所」選びやすい理由:身体障害者福祉法も福祉事務所が扱う業務の一つであるため、関連が深いと誤解しやすいですが、福祉事務所の設置根拠は社会福祉法です。混同注意:特定の法律に特化した機関と、複数法制を横断する機関の区別。
- 5. 地域包括支援センターは、介護保険法に基づき設置され、高齢者の総合的な相談窓口として、介護予防ケアマネジメントや権利擁護などを行います。知的障害者福祉法は、知的障害者の自立と社会参加を支援するための法律です。正しくは:「介護保険法と地域包括支援センター」または「知的障害者福祉法と知的障害者更生相談所」選びやすい理由:「福祉」という共通のテーマから関連があるように見えますが、対象者と根拠法が異なります。混同注意:高齢者福祉と障害者福祉の対象と根拠法。
国試ポイント
各福祉関連法の目的と、それに基づいて提供される主要なサービスや施設、制度の具体的な内容を正確に理解しているかが問われる。特に、似たような名称や対象を持つ法律や制度の区別が重要となる。
混同注意
児童福祉法と母子保健法、精神保健福祉法と知的障害者福祉法、社会福祉法と個別福祉法の役割、高齢者福祉と障害者福祉の区分など。
次に同じ論点が出たら
次に同様の論点が出題された場合、各福祉法の対象者、目的、およびそこから派生する主要な支援制度や施設の種類、設置根拠法を正しく紐付けられるかを確認する。特に、どの法律がどのような手帳や施設を規定しているか、またそれらがどのような役割を担っているかについて知識を深める必要がある。
関連知識
各福祉法の体系、目的、主な支援対象、主要な施設・サービス(例:児童養護施設、障害者支援施設、特別養護老人ホーム、地域包括支援センター、各種手帳制度など)、関係省庁(厚生労働省)について学習する。