膵Langerhans島から分泌されるのはどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第66回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1・4番
解説
膵臓のランゲルハンス島からは、α細胞からグルカゴン、β細胞からインスリン、δ細胞からソマトスタチン、PP細胞から膵ポリペプチドが分泌されます。セクレチンとコレシストキニンは消化管から分泌されるホルモンであり、エストロゲンは主に卵巣から分泌される性ホルモンです。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。グルカゴンは膵臓のランゲルハンス島にあるα細胞から分泌され、血糖値を上昇させる作用があります。
- 2. セクレチンは十二指腸S細胞から分泌される消化管ホルモンで、膵臓からの重炭酸塩に富む液の分泌を促進します。膵臓自体から直接分泌されるわけではありません。正しくは:セクレチンは十二指腸S細胞から分泌されます。選びやすい理由:膵臓に作用する消化管ホルモンであるため、膵臓から分泌されると誤解する可能性があります。混同注意:膵臓に作用するが、膵臓の細胞から直接分泌されるわけではない点。
- 3. エストロゲンは主に卵巣から分泌される性ホルモンです。正しくは:エストロゲンは主に卵巣から分泌されます。選びやすい理由:内分泌系のホルモンであるため、知識が曖昧な場合に選択肢として考えてしまうかもしれません。混同注意:他の内分泌腺から分泌されるホルモン全般。
- 4. 正解。ソマトスタチンは膵臓のランゲルハンス島にあるδ細胞から分泌され、インスリンやグルカゴン、消化管ホルモンなどの分泌を抑制する作用があります。視床下部からも分泌されます。選びやすい理由:膵臓以外(視床下部など)からも分泌されるため、混乱する可能性がありますが、膵臓のランゲルハンス島からも分泌される点は正しいです。
- 5. コレシストキニンは十二指腸や空腸のI細胞から分泌される消化管ホルモンで、胆嚢収縮や膵酵素分泌を促進します。膵臓自体から直接分泌されるわけではありません。正しくは:コレシストキニンは十二指腸や空腸のI細胞から分泌されます。選びやすい理由:膵臓に作用する消化管ホルモンであるため、膵臓から分泌されると誤解する可能性があります。混同注意:膵臓に作用するが、膵臓の細胞から直接分泌されるわけではない点。
国試ポイント
膵臓のランゲルハンス島から分泌される主要なホルモンとその分泌細胞、および各ホルモンの作用を正確に理解しているかが問われています。また、消化管ホルモンなど、膵臓に作用するが分泌源ではないホルモンとの区別も重要です。
混同注意
膵臓に作用する消化管ホルモン(セクレチン、コレシストキニンなど)と、膵臓自体から分泌されるホルモン(インスリン、グルカゴン、ソマトスタチン)の混同。膵臓からの外分泌(消化酵素)と内分泌(ホルモン)の区別。
次に同じ論点が出たら
ランゲルハンス島を構成する細胞の種類(α, β, δ, PP)と、それぞれが産生するホルモン名を把握し、各ホルモンの主な生理作用を確認する。また、消化管ホルモンの分泌臓器と作用を復習する。
関連知識
インスリン(β細胞)、膵ポリペプチド(PP細胞)、および各ホルモンの具体的な機能(血糖値調節、消化管運動抑制など)。他の内分泌腺(下垂体、甲状腺、副腎など)から分泌される主要ホルモン。