健常成人の心内圧で80mmHgを超えるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第63回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
健常成人の左心室収縮期圧は、全身に血液を駆出するために最も高い圧を必要とし、通常100〜140mmHg程度であり、選択肢の中で唯一80mmHgを大幅に超えるため正しい。
選択肢ごとの解説
- 1. 右心房収縮期圧は平均0〜8mmHgと低く、80mmHgを超えることはない。正しくは:平均0〜8mmHg選びやすい理由:心臓の圧という点では正しいが、部位と時期が異なるため。混同注意:左心系の収縮期圧や大動脈圧
- 2. 右心室拡張期圧は0〜8mmHgと低く、80mmHgを超えることはない。正しくは:0〜8mmHg選びやすい理由:右心室は比較的高い圧を発生させるが、拡張期圧は非常に低い。混同注意:右心室収縮期圧
- 3. 左心房収縮期圧は平均2〜12mmHgと低く、80mmHgを超えることはない。正しくは:平均2〜12mmHg選びやすい理由:左心系は高圧だが、心房の圧は心室より低い。混同注意:左心室収縮期圧
- 4. 左心室拡張期圧は2〜12mmHgと低く、80mmHgを超えることはない。正しくは:2〜12mmHg選びやすい理由:左心室は最も高い圧を発生させるが、拡張期圧は非常に低い。混同注意:左心室収縮期圧
- 5. 正解。左心室収縮期圧は全身に血液を送り出すため、健常成人では通常100〜140mmHgと最も高く、80mmHgを大きく超える。選びやすい理由:最も高い圧を発生する部位と時期であるため、選択されやすい。混同注意:他の心腔の圧
国試ポイント
心臓の各部位における生理的な圧力の正常値を覚えることが重要である。特に体循環と肺循環の圧格差を理解する。
混同注意
左心系の圧と右心系の圧は数値が大きく異なるため混同しない。収縮期圧と拡張期圧も区別する。
次に同じ論点が出たら
心内圧の正常値に関する問題が出題された場合、まずそれが体循環系(左心系)の圧か、肺循環系(右心系)の圧かを確認し、次に収縮期圧か拡張期圧かを判断する。
関連知識
右心房圧(平均0-8mmHg)、右心室圧(収縮期15-30mmHg, 拡張期0-8mmHg)、肺動脈圧(収縮期15-30mmHg, 拡張期4-12mmHg)、左心房圧(平均2-12mmHg)、左心室圧(収縮期100-140mmHg, 拡張期2-12mmHg)、大動脈圧(収縮期100-140mmHg, 拡張期60-90mmHg)の正常値を関連付けて覚える。