血液型がA型(遺伝子型AO)とB型(遺伝子型BO)の両親から生まれた子がO型である確率はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第64回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
両親の遺伝子型がAOとBOである場合、それぞれの子どもに伝わるアレルは、父からAまたはO、母からBまたはOです。これらを組み合わせると、生まれてくる子どもの遺伝子型は以下の4パターンが考えられます:AB、AO、BO、OO。このうち、O型として発現するのはOO型のみです。したがって、O型の子どもが生まれる確率は4分の1、すなわち25%となります。
選択肢ごとの解説
- 1. ABO式血液型の遺伝法則に基づくと、この組み合わせで5%の確率になることはありません。正しくは:この両親からO型の子が生まれる確率は25%です。選びやすい理由:確率の計算に慣れていないと、単純な数字で迷う可能性があります。混同注意:他の遺伝子型組み合わせから生じる確率と混同している可能性があります。
- 2. ABO式血液型の遺伝法則に基づくと、この組み合わせで12.5%の確率になることはありません。これは1/8に相当し、今回の遺伝子組み合わせでは該当しません。正しくは:この両親からO型の子が生まれる確率は25%です。選びやすい理由:確率計算の基礎的な知識が曖昧だと、不正解の選択肢に惑わされる可能性があります。混同注意:複数の遺伝子座が絡む複雑な遺伝の問題と混同している可能性があります。
- 3. 正解。父親がAO、母親がBOの遺伝子型を持つ場合、子どもに伝わる遺伝子はそれぞれAまたはO、BまたはOのいずれかです。可能な遺伝子型の組み合わせは、AB、AO、BO、OOの4通りです。このうちOO型がO型として発現するため、確率は1/4、つまり25%となります。正しくは:この選択肢は正しいです。選びやすい理由:特になし。正しい知識があれば選べる選択肢です。混同注意:他の確率計算のパターンと混同しがちですが、この組み合わせは基本的なものです。
- 4. ABO式血液型の遺伝法則に基づくと、この組み合わせで33.3%の確率になることはありません。これは1/3に相当し、今回の遺伝子組み合わせでは該当しません。正しくは:この両親からO型の子が生まれる確率は25%です。選びやすい理由:何らかの条件で3つの選択肢から一つを選ぶような状況と混同すると、このような選択肢を選んでしまう可能性があります。混同注意:単純な確率計算における「1/3」のパターンと混同している可能性があります。
- 5. ABO式血液型の遺伝法則に基づくと、この組み合わせで50%の確率になることはありません。これは1/2に相当し、今回の遺伝子組み合わせでは該当しません。正しくは:この両親からO型の子が生まれる確率は25%です。選びやすい理由:片方の親がO型のホモ接合体である場合(例: AAとOOの場合、子はAOのみでA型100%となるか、AOとBOでA型とB型が50%ずつなど)、あるいはある遺伝子型が優性遺伝で50%の確率で発現する場合と混同しやすいです。混同注意:AOとOOの親からAOとOOの子がそれぞれ50%の確率で生まれる場合など、特定の組み合わせでの50%の確率と混同している可能性があります。
国試ポイント
ABO式血液型の遺伝法則と、それに基づいた子どもが特定の血液型になる確率計算が問われています。特に、A型やB型がヘテロ接合体(AOやBO)の場合の理解が重要です。
混同注意
確率計算全般、特に顕性遺伝と潜性遺伝のアレルが関わる場合の組み合わせの数え方。
次に同じ論点が出たら
次に出題される際は、AB型やA型(AA)の親が関わる場合、または複数の兄弟を持つ場合の特定の血液型の出現確率など、応用的な確率計算が問われる可能性があります。また、ABO式以外の血液型(Rhなど)の遺伝についても問われる可能性を考慮する必要があります。
関連知識
メンデルの法則、優性遺伝子と劣性遺伝子、ABO式血液型の遺伝子型と表現型の関係。