疾病の内因となるのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第71回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
遺伝は個体の細胞や組織に内在する要因であり、特定の疾患への罹患しやすさや発症そのものに直接関与するため、疾病の内因となります。染色体異常や遺伝子変異などがこれに含まれ、体質的な素因として疾病の発生に深く関わります。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。遺伝は個体の細胞や組織に内在する要因であり、特定の疾患への罹患しやすさや発症そのものに直接関与するため、疾病の内因となります。選びやすい理由:内因の代表例であるため、迷うことなく選択しやすいです。混同注意:遺伝と後天的な体質的要因が混同されることがあります。
- 2. 温度は生体外部から作用する物理的要因であり、疾病の外因に分類されます。寒冷による凍傷や熱中症などは、外部の温度変化によって引き起こされます。正しくは:温度は疾病の外因である。選びやすい理由:極端な温度が生体に影響を与えることは明らかであるため、疾病の原因として認識しやすいです。混同注意:内因と外因の区別が曖昧な場合、すべての原因を内因と誤解することがあります。
- 3. 感染は細菌、ウイルス、真菌などの病原体が外部から生体に侵入することによって引き起こされるため、疾病の外因に分類されます。正しくは:感染は疾病の外因である。選びやすい理由:感染症は身近な疾病であり、その原因が病原体であることは広く知られているため、選びやすいですが、内因と外因の区別を忘れると誤答につながります。混同注意:感染症に対する個人の免疫力(内因)と、病原体自体(外因)が混同されることがあります。
- 4. 紫外線は生体外部から作用する物理的要因であり、皮膚がんや白内障などの原因となるため、疾病の外因に分類されます。正しくは:紫外線は疾病の外因である。選びやすい理由:紫外線が皮膚に与える影響は広く認知されており、疾病の原因として認識しやすいです。混同注意:物理的要因が内因と外因のどちらに属するかの理解が不十分な場合、混同しやすいです。
- 5. 放射線は生体外部から作用する物理的要因であり、細胞損傷やDNA変異を引き起こし、がんなどの原因となるため、疾病の外因に分類されます。正しくは:放射線は疾病の外因である。選びやすい理由:放射線が生体に有害であることは広く知られており、疾病の原因として認識しやすいです。混同注意:物理的要因が内因と外因のどちらに属するかの理解が不十分な場合、混同しやすいです。
国試ポイント
疾病の原因には、生体内部に存在する『内因』と、生体外部から作用する『外因』があることを理解し、それぞれの具体例を区別して覚えることが重要です。
混同注意
疾病の原因は大きく内因と外因に分けられますが、これらは時に相互に影響し合うため、混同しやすいです。例えば、感染(外因)によって免疫応答が誘発される際、宿主の遺伝的背景(内因)がその応答の強さや結果に影響を与えることがあります。
次に同じ論点が出たら
同様の論点が出た場合は、その要因が『生体内部に由来するものか』それとも『生体外部から作用するものか』という視点で判断します。
関連知識
疾病の原因を分類する際には、内因、外因の他に『誘因』と『素因』という分類もあります。素因は内因と類似し、疾患にかかりやすい遺伝的・体質的要素を指し、誘因は疾患発症の直接的なきっかけとなる要因を指します。