ISO 15189で誤っているのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第72回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
ISO15189は、国際標準化機構(ISO)が発行する臨床検査室の品質と能力に関する国際規格です。日本国内だけでなく、世界中で参照・適用されています。したがって、「国内規格である」という記述は誤りです。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。ISO15189は国際標準化機構(ISO)が発行する国際規格であり、特定の国に限定された国内規格ではありません。日本の国内規格はJISです。正しくは:ISO15189は国際規格である。選びやすい理由:ISO規格は国内でも広く採用されているため、日本の規格と誤解する可能性がある。混同注意:JIS(日本工業規格)とISO(国際標準化機構)の役割の違い。
- 2. ISO15189は、臨床検査室におけるリスクマネジメント(リスクの特定、評価、管理)の実施を明確に求めています。これは検査の安全性と品質を確保するために不可欠な要素です。選びやすい理由:品質管理にリスクマネジメントが含まれることへの理解不足。混同注意:品質管理とリスクマネジメントの個別概念。
- 3. ISO15189は、PDCAサイクルなどの品質マネジメントシステムを通じて、臨床検査の品質を継続的に改善していくことを目的としています。選びやすい理由:継続的改善の概念が品質管理の中心にあることの理解不足。混同注意:一時的な品質保証と継続的な品質改善の違い。
- 4. ISO15189は、文書管理、記録管理、内部監査、管理レビューなど、品質マネジメントシステムを構築し運用するための詳細な要求事項を定めています。選びやすい理由:品質管理と品質マネジメントの用語の混同。混同注意:品質管理(Quality Control)と品質マネジメントシステム(Quality Management System)の違い。
- 5. ISO15189は、「品質」と「能力」の両面から臨床検査室の適切性を評価するための規格であり、要員、設備、試薬、検査方法、結果報告など、技術的な能力に関する要求と、品質管理システムに関する要求の両方が含まれています。選びやすい理由:品質管理と技術的能力のどちらか一方のみを重視する誤解。混同注意:単なる品質管理と、技術的な能力を含む総合的な評価基準との混同。
国試ポイント
ISO15189の基本的な性質(国際規格であること、目的、内容)について正確な知識が問われています。特に、国内規格と国際規格の違いを理解しているか、また品質マネジメントシステムの構成要素(リスクマネジメント、継続的改善など)がISO15189に含まれていることを把握しているかが重要です。
混同注意
ISO規格を国内で利用する際にJIS規格と関連付けられることがあるため、ISO規格自体が国内規格であると誤解しやすい。また、品質管理と品質保証、リスクマネジメントなどの関連概念が混同されやすいです。
次に同じ論点が出たら
次に類似問題が出題された場合は、ISO15189の具体的な要求事項(例えば、文書管理、内部監査、外部評価など)や、ISO15189の認証プロセスについて問われる可能性があります。また、医療分野における他の国際規格(例:ISO15223-1医療機器の表示)との比較も注意が必要です。
関連知識
ISO9001(品質マネジメントシステムの国際規格)、JIS規格(日本工業規格)、品質管理のPDCAサイクル、リスクマネジメントの概念。