DNAウイルスはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第63回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
B型肝炎ウイルスは、ヘパドナウイルス科に分類されるDNAウイルスです。これに対し、風疹ウイルス、デングウイルス、エボラウイルス、A型肝炎ウイルスはいずれもRNAウイルスに分類されます。
選択肢ごとの解説
- 1. 風疹ウイルスは、一本鎖RNAを遺伝子として持つトガウイルス科のRNAウイルスです。正しくは:風疹ウイルスはRNAウイルスである。選びやすい理由:一般的な感染症の原因ウイルスなので、誤ってDNAウイルスと認識される可能性がある。混同注意:麻疹ウイルス(同じくRNAウイルス)と混同しやすい。
- 2. デングウイルスは、一本鎖RNAを遺伝子として持つフラビウイルス科のRNAウイルスです。正しくは:デングウイルスはRNAウイルスである。選びやすい理由:感染症として有名なので、詳細な遺伝子型を知らないと判断を誤る可能性がある。混同注意:他の蚊媒介性ウイルス(ジカウイルスなど、いずれもRNAウイルス)と混同しやすい。
- 3. エボラウイルスは、一本鎖RNAを遺伝子として持つフィロウイルス科のRNAウイルスです。正しくは:エボラウイルスはRNAウイルスである。選びやすい理由:重篤な感染症として非常に有名であるため、知識の曖昧さからDNAウイルスと誤認する可能性。混同注意:他の出血熱ウイルス(マールブルグウイルスなど、いずれもRNAウイルス)と混同しやすい。
- 4. A型肝炎ウイルスは、一本鎖RNAを遺伝子として持つピコルナウイルス科のRNAウイルスです。正しくは:A型肝炎ウイルスはRNAウイルスである。選びやすい理由:肝炎ウイルスにはDNAウイルスもRNAウイルスも存在するため、区別がつきにくい場合がある。混同注意:B型肝炎ウイルス(DNAウイルス)やC型肝炎ウイルス(RNAウイルス)と混同しやすい。
- 5. 正解。B型肝炎ウイルス(HBV)は、部分的に二本鎖の環状DNAを遺伝子として持つヘパドナウイルス科のDNAウイルスです。逆転写酵素によってRNA中間体を介して増殖するという特徴も持ちます。混同注意:A型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルス(いずれもRNAウイルス)と混同しやすい。
国試ポイント
主要なウイルスの遺伝子型(DNAかRNAか)と、関連する感染症を正確に理解しているかを問う問題です。特に肝炎ウイルスのように複数の種類があり、遺伝子型が異なるものについては注意が必要です。
混同注意
RNAウイルスとDNAウイルスの分類、特に同じ疾患を引き起こすウイルス(例: 肝炎ウイルス)で遺伝子型が異なる場合に混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出た場合は、まずウイルスがDNAウイルスかRNAウイルスかの大分類を確認し、さらに各選択肢のウイルスの詳細な遺伝子型(例:一本鎖、二本鎖、環状など)を覚えているかを思い出す。
関連知識
ウイルス分類(ボルティモア分類)、各ウイルスのゲノム構造(一本鎖RNA、二本鎖RNA、一本鎖DNA、二本鎖DNA、環状、線状など)、主要なウイルスの科名と感染症、逆転写酵素を持つウイルス(レトロウイルス、ヘパドナウイルス)。