許容誤差限界(CV%)を求めるTonksの式を示す。 (①)内の数値として正しいのはどれか。

選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第63回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢・図は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整え、図は冊子から切り出しています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
問題に示されたTonksの式「許容誤差限界(CV%)=基準範囲の幅×(①)/基準範囲の中央値×100×1/2」の①に入るのは1/4です(公式正答1)。Tonksの式は、基準範囲の幅の1/4を許容誤差の基礎とする考え方に基づきます。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。トンクス(Tonks)の許容誤差限界(CV%)の式では、基準範囲の幅を基準範囲の中央値で割ったものに1/4を乗じ、さらに100を掛けてパーセンテージで表します。この1/4という係数は、臨床的に許容される変動の範囲を示すための経験的な値です。正しくは:正しい数値は1/4です。選びやすい理由:他の分数や整数は誤りです。混同注意:式の構造や各項目の意味を理解していないと、正確な係数を選びにくい可能性があります。
- 2. トンクスの式における係数は1/4であり、1/2ではありません。1/2は基準範囲の半分の変動を示唆するため、許容誤差限界としては広すぎる場合があります。正しくは:この数値は誤りです。正しい係数は1/4です。選びやすい理由:中央値の半分という感覚で選択してしまうかもしれませんが、トンクスの式では1/4が用いられます。混同注意:基準範囲の幅に対する相対的な許容誤差の考え方を誤解すると、1/2を選びやすいかもしれません。
- 3. トンクスの式における係数は1/4であり、1ではありません。1を用いると、基準範囲の幅全体が許容誤差となり、臨床的に適切ではありません。正しくは:この数値は誤りです。正しい係数は1/4です。選びやすい理由:特に混乱がなくとも、単に他の選択肢を選んでしまう可能性があります。混同注意:係数の概念が曖昧だと、1を選ぶ可能性もあります。
- 4. トンクスの式における係数は1/4であり、2ではありません。2を用いると、許容誤差限界が非常に大きくなり、品質管理の指標としては不適切です。正しくは:この数値は誤りです。正しい係数は1/4です。選びやすい理由:特に混乱がなくとも、単に他の選択肢を選んでしまう可能性があります。混同注意:係数の概念が曖昧だと、2を選ぶ可能性もあります。
- 5. トンクスの式における係数は1/4であり、4ではありません。4を用いると、許容誤差限界が過大になり、測定精度を評価する指標としては意味をなしません。正しくは:この数値は誤りです。正しい係数は1/4です。選びやすい理由:特に混乱がなくとも、単に他の選択肢を選んでしまう可能性があります。混同注意:係数の概念が曖昧だと、4を選ぶ可能性もあります。
国試ポイント
トンクス(Tonks)の許容誤差限界の式を正確に覚えているか、特にその係数である1/4を理解しているかが問われます。臨床検査の品質管理における重要な指標の一つです。
混同注意
許容誤差限界の計算式はいくつか存在し、それぞれ異なる係数や計算方法を用いることがあります。トンクスの式と他の品質管理指標(例:目標不精密度)の区別が重要です。特に、1/2と1/4は混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
トンクスの式だけでなく、目標不精密度(許容総誤差)などの他の品質管理指標についても、その定義と計算式を理解しておく必要があります。
関連知識
精度管理、内部精度管理、外部精度管理、目標不精密度、許容総誤差(TEa)。これらの概念は、検査結果の信頼性を保証するために不可欠です。