グルコースのみで構成される二糖類はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第70回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
マルトースは2分子のグルコースがα-1,4-グリコシド結合で連結した二糖類です。スクロースはグルコースとフルクトース、ラクトースはグルコースとガラクトースから構成されます。ガラクトースとフルクトースは単糖類であり、二糖類ではありません。
選択肢ごとの解説
- 1. スクロースはグルコースとフルクトースがグリコシド結合で連結した二糖類です。正しくは:スクロースはグルコースとフルクトースで構成される二糖類である。選びやすい理由:主要な二糖類の一つであり、グルコースを含むため、構成糖を正確に覚えていないと間違えやすいです。混同注意:マルトース(グルコース2分子)やラクトース(グルコースとガラクトース)と構成単糖を混同しやすいです。
- 2. 正解。マルトースは、2分子のD-グルコースがα-1,4-グリコシド結合で結びついてできた二糖類です。したがって、グルコースのみで構成されています。
- 3. ラクトースはグルコースとガラクトースがグリコシド結合で連結した二糖類です。正しくは:ラクトースはグルコースとガラクトースで構成される二糖類である。選びやすい理由:牛乳に含まれる主要な二糖類であり、グルコースを含むため、もう一方の構成糖(ガラクトース)を見落としやすいです。混同注意:マルトース(グルコース2分子)やスクロース(グルコースとフルクトース)と構成単糖を混同しやすいです。
- 4. ガラクトースは単糖類であり、問題が尋ねる「二糖類」ではありません。また、単独で存在する糖であり、グルコースのみで構成されるわけではありません。正しくは:ガラクトースは単糖類である。選びやすい理由:グルコースと構造が非常に似ており(C4位のエピマー)、またラクトースの構成成分でもあるため、糖類に関する知識がある学生が二糖類と誤解して選んでしまう可能性があります。混同注意:単糖類と二糖類の区別、グルコースとの構造的類似性、ラクトースの構成成分であること。
- 5. フルクトースは単糖類であり、問題が尋ねる「二糖類」ではありません。また、単独で存在する糖であり、グルコースのみで構成されるわけではありません。正しくは:フルクトースは単糖類である。選びやすい理由:スクロースの構成成分であるため、糖類に関する知識がある学生が二糖類と誤解して選んでしまう可能性があります。混同注意:単糖類と二糖類の区別、スクロースの構成成分であること。
国試ポイント
主要な二糖類の構成単糖に関する基本的な知識、および単糖類と二糖類の分類を正確に区別できるかを問う問題です。各糖の生体内での役割や代謝経路も関連して出題されることがあります。
混同注意
主要な二糖類(マルトース、スクロース、ラクトース)の構成単糖の組み合わせと、単糖類(グルコース、フルクトース、ガラクトース、マンノースなど)そのものの区別を混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
主要な二糖類の構成単糖が正しく理解できているか、また、単糖類、二糖類、多糖類の分類が明確に区別できるかを再確認しましょう。さらに、それぞれの糖が持つ還元性の有無や、関連する酵素の知識も問われる可能性があります。
関連知識
各二糖類がどのようなグリコシド結合(例:α-1,4グリコシド結合、α-1,2グリコシド結合、β-1,4グリコシド結合など)で構成されているか、およびその還元性、関連する消化酵素(例:マルターゼ、スクラーゼ、ラクターゼ)による加水分解についての知識も重要です。