自然免疫に関与するのはどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第69回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3・4・5番のうち2つ(いずれの組合せも正解)
解説
【公式の取扱い】2つを選ぶ形式で、公式の正答表では「3と4」・「3と5」・「4と5」のいずれの組合せも正解とされています。 自然免疫は、病原体の侵入に対して生体が最初に反応する非特異的な防御機構です。好中球、肥満細胞、マクロファージは、この自然免疫の主要な構成細胞であり、貪食作用、炎症反応、細胞傷害などを通じて異物を排除します。B細胞やT細胞は、特定の抗原を認識して記憶する獲得免疫に関与します。
選択肢ごとの解説
- 1. Bリンパ球は獲得免疫(液性免疫)において中心的な役割を担い、抗体を産生します。正しくは:Bリンパ球は獲得免疫に関与する細胞である。選びやすい理由:免疫系の主要な細胞の一つであり、名前が頻繁に出てくるため、免疫細胞として選択しやすい。混同注意:自然免疫と獲得免疫の分類が曖昧な場合に混同しやすい。
- 2. Tリンパ球も獲得免疫(細胞性免疫)の主要な細胞であり、ヘルパーT細胞やキラーT細胞として機能します。正しくは:Tリンパ球は獲得免疫に関与する細胞である。選びやすい理由:B細胞と同様に、免疫系の主要な細胞として認識されやすいため、選択肢として魅力的。混同注意:B細胞と同様に、自然免疫と獲得免疫の分類が曖昧な場合に混同しやすい。
- 3. 正解。好中球は貪食作用を持つ白血球で、細菌や真菌の初期防御において重要な役割を果たす自然免疫細胞です。
- 4. 正解。肥満細胞は顆粒中にヒスタミンなどを貯蔵し、アレルギー反応や寄生虫感染防御に関与する自然免疫細胞です。
- 5. 正解。マクロファージは異物を貪食・分解する能力を持つ主要な自然免疫細胞であり、抗原提示細胞としても機能します。
国試ポイント
自然免疫と獲得免疫の分類およびそれぞれの主要な構成細胞を正確に理解しているかを問う問題です。特に、それぞれの細胞がどのような役割を担うかまで理解していることが重要です。
混同注意
自然免疫細胞と獲得免疫細胞の区別。特にリンパ球の一部(NK細胞など)は自然免疫に分類されるため、T細胞やB細胞といった主要な獲得免疫細胞と混同しないように注意が必要です。
次に同じ論点が出たら
次に同じ論点が出た場合、自然免疫と獲得免疫のそれぞれの細胞が持つ具体的な機能(例:貪食、抗体産生、細胞傷害、抗原提示など)や、細胞表面に発現する特徴的な分子(例:TLR、MHCなど)について問われる可能性があります。また、それぞれの免疫が関与する疾患(例:アレルギー、自己免疫疾患)も関連知識として重要です。
関連知識
自然免疫には、好中球、マクロファージ、肥満細胞の他に、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)、樹状細胞、好酸球、好塩基球などが含まれます。獲得免疫には、B細胞とT細胞(ヘルパーT細胞、キラーT細胞、制御性T細胞)が主要な細胞として挙げられます。