悪性腫瘍はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第66回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
精上皮腫は精巣の胚細胞から発生する悪性腫瘍であり、治療法や予後も良性腫瘍とは大きく異なります。臨床検査技師として、良性腫瘍と悪性腫瘍の基本的な分類を理解することは非常に重要です。
選択肢ごとの解説
- 1. 血管腫は血管の内皮細胞が増殖することで発生する良性腫瘍です。悪性化することは稀です。正しくは:良性腫瘍に分類されます。選びやすい理由:「腫瘍」という言葉から悪性を連想しがちですが、良性です。混同注意:血管肉腫などの血管系の悪性腫瘍と混同しやすいですが、これらとは異なります。
- 2. 線維腫は線維組織が増殖してできる良性腫瘍です。悪性化することはほとんどありません。正しくは:良性腫瘍に分類されます。選びやすい理由:「腫瘍」という言葉から悪性を連想するかもしれませんが、良性です。混同注意:線維肉腫などの悪性腫瘍と混同しやすいですが、線維腫は基本的に良性です。
- 3. 正解。精上皮腫は、精巣に発生する代表的な悪性腫瘍であり、胚細胞腫瘍の一種です。
- 4. 多形腺腫は唾液腺に最も多く見られる良性腫瘍です。まれに悪性化することがありますが、基本的には良性とされます。正しくは:良性腫瘍に分類されます。選びやすい理由:「多形」という言葉の響きから悪性を連想するかもしれませんが、基本的には良性です。混同注意:悪性化した場合は「腺様嚢胞癌」や「多形腺腫由来癌」となりますが、単独の多形腺腫は良性です。
- 5. 成熟奇形腫は、様々な組織が分化・成熟した状態で含まれる良性腫瘍です。悪性奇形腫とは異なります。正しくは:良性腫瘍に分類されます。選びやすい理由:「奇形腫」という言葉から異常性を感じて悪性を連想するかもしれませんが、「成熟」という点が良性を示します。混同注意:未熟奇形腫や悪性転化を起こした奇形腫は悪性ですが、成熟奇形腫は良性です。
国試ポイント
良性腫瘍と悪性腫瘍の基本的な区別、特に各腫瘍の名称とそれが良性か悪性かを問う問題です。代表的な腫瘍の種類について正確な知識が求められます。
混同注意
腫瘍名に「〜腫」とつくものの中には良性も悪性も存在するため、個々の腫瘍について正確な知識がないと混乱しやすいです。特に、「多形」や「奇形」といった言葉が悪性を連想させやすいですが、これらも良性腫瘍が存在します。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出題された場合、選択肢の各腫瘍が「良性」か「悪性」か、そしてその定義や特徴を正確に判断する能力が問われます。特に、紛らわしい名称の腫瘍に注意が必要です。
関連知識
・良性腫瘍と悪性腫瘍の組織学的特徴(浸潤性、転移能、増殖速度、分化度など) ・各臓器に発生する代表的な良性・悪性腫瘍 ・腫瘍マーカーと腫瘍の関係