必須アミノ酸でないのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第67回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
ヒトの必須アミノ酸は、バリン、ロイシン、イソロイシン、リジン、メチオニン、トレオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジン(乳幼児期)の9種類です。セリンは、体内で糖質などから合成できる非必須アミノ酸に分類されます。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。セリンは、生体内でグルコースなどから合成できる非必須アミノ酸です。そのため、食事からの摂取が必須ではありません。
- 2. バリンは分岐鎖アミノ酸の一つであり、ヒトの体内では合成できないため必須アミノ酸です。正しくは:バリンは必須アミノ酸である。選びやすい理由:他の必須アミノ酸と混同し、非必須アミノ酸と誤解する可能性がある。混同注意:他の分岐鎖アミノ酸(ロイシン、イソロイシン)との共通性や、非必須アミノ酸との区別。
- 3. リジンは、ヒトの体内では合成できないため必須アミノ酸です。特に、タンパク質合成に重要です。正しくは:リジンは必須アミノ酸である。選びやすい理由:アミノ酸の種類が多く、どれが必須か非必須か混同しやすい。混同注意:他の塩基性アミノ酸(アルギニン、ヒスチジン)との関連性。
- 4. メチオニンは、必須アミノ酸であり、システインの合成前駆体でもあります。正しくは:メチオニンは必須アミノ酸である。選びやすい理由:硫黄を含むアミノ酸であることから、代謝経路が複雑なイメージがあり、非必須アミノ酸と誤解する可能性。混同注意:システイン(非必須アミノ酸)との関係性。メチオニンからシステインが合成されるが、メチオニン自体は必須。
- 5. トリプトファンは、セロトニンやナイアシンの前駆体となる必須アミノ酸です。正しくは:トリプトファンは必須アミノ酸である。選びやすい理由:特定の神経伝達物質の前駆体であることから、生体内で合成されるイメージを持つ可能性。混同注意:セロトニンやナイアシン(ビタミン)が体内で作られることから、その前駆体も作られると誤解。
国試ポイント
必須アミノ酸と非必須アミノ酸の区別を正確に理解しているかを問う問題です。代表的なアミノ酸がどちらに分類されるかを覚えている必要があります。
混同注意
必須アミノ酸9種と非必須アミノ酸11種(または条件付必須アミノ酸含む)のリストを混同しやすい。特に、構造が似ていたり、代謝経路で関連があったりするアミノ酸の区別が難しい。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出た場合、必須アミノ酸のリストを完璧に覚えておくこと。特に、代表的な非必須アミノ酸(グリシン、アラニン、セリン、アスパラギン酸、グルタミン酸など)も確認すること。
関連知識
必須アミノ酸の語呂合わせ(風呂場イス独り占め、メスとリジンなど)、各アミノ酸の主要な生理機能(例: トリプトファン→セロトニン、フェニルアラニン→チロシン→カテコールアミンなど)。