健常成人の末梢血白血球で2番目に数が多いのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第65回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
健康な成人の末梢血白血球の構成比率は、好中球(約40〜70%)が最も多く、次にリンパ球(約20〜40%)が続きます。リンパ球の主要なサブタイプはT細胞(リンパ球の約70〜80%)とB細胞(リンパ球の約10〜20%)であり、したがってT細胞は白血球全体の中で2番目に多い細胞群となります。
選択肢ごとの解説
- 1. 単球は白血球の約2〜8%を占め、3番目または4番目に多い細胞です。最も多いのは好中球、次いでリンパ球、その後に単球が続きます。正しくは:単球は白血球の約2〜8%を占めます。選びやすい理由:リンパ球や好酸球と混同し、順位を間違える可能性があります。混同注意:リンパ球や好中球の割合と混同しやすいです。
- 2. 好酸球は白血球の約1〜5%を占め、単球よりもさらに少ない細胞です。通常、3番目以下に位置します。正しくは:好酸球は白血球の約1〜5%を占めます。選びやすい理由:好中球や好塩基球と名前が似ているため、混乱する可能性があります。混同注意:好中球や好塩基球の割合と混同しやすいです。
- 3. 好中球は最も数の多い白血球で、全白血球の約40〜70%を占めます。したがって、2番目ではありません。正しくは:好中球は最も数の多い白血球で、全白血球の約40〜70%を占めます。選びやすい理由:最も多い白血球であることは多くの人が知っているため、誤って選択する可能性は低いですが、問題文を読み間違えて「最も多いのはどれか」と解釈すると選んでしまう可能性があります。混同注意:リンパ球と混同しやすいが、好中球の方が圧倒的に数が多い。
- 4. B細胞はリンパ球の一種で、リンパ球全体の約10〜20%を占めます。リンパ球が2番目に多い白血球ですが、B細胞単独では2番目ではありません。正しくは:B細胞はリンパ球の一部であり、リンパ球全体の約10〜20%を占めます。リンパ球全体では2番目に多いですが、B細胞単独ではそうではありません。選びやすい理由:リンパ球が2番目に多いことを知っていても、リンパ球のサブタイプであるB細胞を特定して選んでしまう可能性があります。混同注意:リンパ球全体とB細胞単独の割合を混同しやすいです。
- 5. 正解。健常成人の末梢血白血球では、好中球が最も多く、次にリンパ球が続きます。リンパ球は主にT細胞(約70〜80%)とB細胞(約10〜20%)から構成されており、T細胞はリンパ球の中で最も多く、白血球全体で見ても2番目に多い細胞群に属します。混同注意:B細胞やNK細胞といった他のリンパ球のサブタイプと混同しやすいです。
国試ポイント
健常成人の末梢血白血球の各細胞の割合と順位を正確に理解しているかを問う問題です。特に、リンパ球が複数のサブタイプから構成されていること、その中でT細胞が最も多いことを把握しているかが重要です。
混同注意
好中球、リンパ球(T細胞、B細胞)、単球の各割合と順位。特にリンパ球の主要な構成細胞であるT細胞とB細胞の割合。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出た場合、まず「最も多いのは何か」を確認し、次に「その次に多いのは何か」を判断するために、主要な白血球(好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球)の割合と順位を思い出します。特に、リンパ球のサブタイプ(T細胞、B細胞)の構成比率も確認します。
関連知識
白血球の分類(顆粒球、無顆粒球)、各白血球の機能、白血球百分率の基準値、主な白血球関連疾患(白血病、リンパ腫など)での各細胞の変化。