血液媒介感染を起こすのはどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第67回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3・5番
解説
B型肝炎ウイルスとヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、血液や体液を介して感染が広がる代表的な血液媒介感染症の原因ウイルスです。RSウイルス、アデノウイルス、インフルエンザウイルスは主に飛沫感染や接触感染によって伝播し、血液媒介感染症ではありません。
選択肢ごとの解説
- 1. RSウイルスは主に飛沫感染や接触感染によって伝播します。呼吸器系の感染症を引き起こしますが、血液媒介感染症ではありません。正しくは:RSウイルスは飛沫感染や接触感染で伝播する。選びやすい理由:ウイルス感染症という点で、他のウイルスと混同しやすい。混同注意:他のウイルスによる感染経路(例:飛沫感染、経口感染)と混同しやすい。
- 2. アデノウイルスは主に飛沫感染、接触感染、経口感染によって伝播します。咽頭結膜熱や流行性角結膜炎などを引き起こしますが、血液媒介感染症ではありません。正しくは:アデノウイルスは飛沫感染、接触感染、経口感染で伝播する。選びやすい理由:一般的なウイルス感染症の原因として知られているため、選択肢として考慮されやすい。混同注意:他のウイルスによる感染経路(例:飛沫感染、経口感染)と混同しやすい。
- 3. 正解。B型肝炎ウイルス(HBV)は、感染者の血液や体液(精液、膣分泌液など)を介して伝播することが知られている血液媒介感染症の主要な原因ウイルスです。輸血、性行為、母子感染、医療行為などによる針刺し事故などが主な感染経路です。
- 4. インフルエンザウイルスは主に飛沫感染や接触感染によって伝播します。呼吸器系の感染症を引き起こしますが、血液媒介感染症ではありません。正しくは:インフルエンザウイルスは飛沫感染や接触感染で伝播する。選びやすい理由:季節性で身近なウイルス感染症であり、感染経路に関する知識が曖昧だと誤って選びやすい。混同注意:他のウイルスによる感染経路(例:飛沫感染)と混同しやすい。
- 5. 正解。ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、感染者の血液、精液、膣分泌液、母乳などを介して伝播する血液媒介感染症の代表的なウイルスです。輸血、性行為、母子感染、医療行為などによる針刺し事故などが主な感染経路です。
国試ポイント
臨床検査技師国家試験では、主要な感染症とその感染経路に関する基本的な知識が頻繁に問われます。特に血液媒介感染症は、検体を取り扱う上での安全管理と直結するため、重要視される論点です。代表的なウイルス(B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、HIVなど)の感染経路を正確に理解しているかが問われます。
混同注意
一般的なウイルス感染症(飛沫感染、接触感染など)と血液媒介感染症の区別。特に呼吸器系や消化器系のウイルスと混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
次に類似の問題が出た場合、主要な血液媒介感染症の原因病原体(ウイルス、細菌、寄生虫など)を覚えているか、それぞれの病原体の主要な感染経路を区別できるかを問う問題が考えられる。特に、臨床検査技師として注意すべき感染症(例:針刺し事故で感染リスクがあるもの)を優先的に確認する。
関連知識
C型肝炎ウイルス(HCV)も血液媒介感染症の主要な原因ウイルスである。また、梅毒やマラリアなども血液媒介感染する可能性がある。感染経路には、空気感染、飛沫感染、接触感染、経口感染、ベクター媒介感染などがあることを整理しておく必要がある。