商用交流によるマクロショックで最小感知電流〔mA〕はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第67回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
マクロショックにおける商用交流電流の最小感知電流は、一般的に1 mAとされています。これより低い電流ではほとんど感知されず、これを超えると痛みや筋収縮、さらに重篤な影響へと進行します。
選択肢ごとの解説
- 1. これはマイクロショックにおける最小感知電流または心室細動閾値に相当する非常に低い電流値です。マクロショックの最小感知電流とは異なります。正しくは:マクロショックの最小感知電流は一般的に1 mA程度とされています。選びやすい理由:非常に小さな電流値であり、危険性と関連付けて誤って選んでしまう可能性があります。混同注意:マイクロショックの電流値や、より重篤な影響が出る電流値と混同しやすいです。
- 2. 正解。人体のマクロショックにおいて、乾燥した皮膚を通じて商用交流電流が流れた場合、1 mA程度から「ピリピリ」とした刺激として感知され始めるとされています。これは最小感知電流の目安です。選びやすい理由:他の選択肢と比較して、比較的低い値でありながら現実的な数値であるため、選びやすいです。混同注意:痛みや筋収縮を伴う電流値と混同する可能性がありますが、これはあくまで『感知できる』最低限のレベルです。
- 3. 10 mA程度になると、痛みを感じるほどの強い刺激となり、筋肉の収縮を引き起こす可能性があります。これは最小感知電流よりもはるかに強い電流です。正しくは:最小感知電流は1 mA程度です。選びやすい理由:感電の危険性を意識して、より強い電流値を選んでしまうかもしれません。混同注意:離脱困難になる電流値(Let-go電流)や、痛みを伴う電流値と混同しやすいです。
- 4. 100 mA程度の電流は、心室細動を引き起こす可能性のある非常に危険なレベルです。これは最小感知電流とは大きく異なります。正しくは:最小感知電流は1 mA程度です。選びやすい理由:感電死の危険を連想させるため、重大な数値として誤って選びやすいです。混同注意:心室細動を起こす電流値や、致死的な電流値と混同しやすいです。
- 5. 1,000 mA (1 A)は、心停止や重篤な組織損傷を引き起こす、非常に大きな電流です。最小感知電流とは桁違いに異なります。正しくは:最小感知電流は1 mA程度です。選びやすい理由:最も大きな数値であるため、危険度が高いと誤認して選んでしまう可能性があります。混同注意:心停止や重度の熱傷を招く電流値と混同しやすいです。
国試ポイント
臨床検査技師国家試験では、医療機器の安全管理や、感電に関する基本的な知識が問われます。特に、電流の強さによって人体に与える影響がどのように変化するか、その段階的な理解が重要です。マクロショックとマイクロショックの違い、およびそれぞれの影響閾値を正確に覚える必要があります。
混同注意
最小感知電流、離脱不能電流(Let-go電流)、心室細動電流、心停止電流といった各閾値の数値と概念。また、マクロショックとマイクロショックの違い。
次に同じ論点が出たら
次に同じ論点が出たら、各電流値(感知、離脱不能、心室細動、心停止)とそれが人体に与える影響、さらにマクロショックとマイクロショックの違いを問われる可能性が高い。また、直流と交流での違いもチェックすべきです。
関連知識
感電の危険性、電流の経路、接触時間、抵抗(皮膚の状態など)、周波数による影響。マイクロショックは心臓に直接電流が流れる場合に起こり、マクロショックに比べてはるかに低い電流で影響が出ます。