空腹時血清中の総コレステロール350 mg/dL、トリグリセライド105 mg/dL、HDL-コレステロール49 mg/dLのとき、Friedewaldの計算式から求めたLDL-コレステロール値mg/dLはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第65回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
Friedewaldの計算式は、LDL-コレステロール値を総コレステロール、HDL-コレステロール、およびトリグリセライドから間接的に求める方法です。具体的には、「LDL-C = 総コレステロール - HDL-C - (トリグリセライド ÷ 5)」という式で計算されます。この式はトリグリセライド値が400mg/dL未満の場合に適用可能であり、本問題の条件(トリグリセライド105mg/dL)を満たしています。したがって、350 - 49 - (105 ÷ 5) = 350 - 49 - 21 = 280 mg/dLとなります。
選択肢ごとの解説
- 1. 計算が誤っています。Friedewaldの式はTC - HDL-C - TG/5で、この場合350 - 49 - 105/5 = 350 - 49 - 21 = 280となります。正しくは:正しい計算結果は280mg/dLです。選びやすい理由:トリグリセライドの除算を間違えたり、引き算の順序を誤ったりするとこの値になる可能性があります。混同注意:他の計算式や、各成分の役割を混同しているかもしれません。
- 2. 計算が誤っています。Friedewaldの式はTC - HDL-C - TG/5で、この場合350 - 49 - 105/5 = 350 - 49 - 21 = 280となります。正しくは:正しい計算結果は280mg/dLです。選びやすい理由:トリグリセライド値を5で割るのではなく、別の数値で割るなど、計算ミスによりこの値が導かれる可能性があります。混同注意:計算式の各項の扱いや数値を混同している可能性があります。
- 3. 正解。Friedewaldの計算式は「LDL-コレステロール = 総コレステロール - HDL-コレステロール - (トリグリセライド ÷ 5)」です。与えられた数値(総コレステロール350mg/dL、HDL-コレステロール49mg/dL、トリグリセライド105mg/dL)を代入すると、LDL-C = 350 - 49 - (105 ÷ 5) = 350 - 49 - 21 = 280mg/dLとなります。この計算はトリグリセライド値が400mg/dL以下の場合に適用されます。正しくは:正解です。選びやすい理由:特になし。正確な計算ができれば導き出せます。
- 4. 計算が誤っています。Friedewaldの式はTC - HDL-C - TG/5で、この場合350 - 49 - 105/5 = 350 - 49 - 21 = 280となります。正しくは:正しい計算結果は280mg/dLです。選びやすい理由:トリグリセライドを割るのを忘れたり、他の引き算を誤ったりすると、この値になる可能性があります。混同注意:計算式の構造や数値を誤解している可能性があります。
- 5. 計算が誤っています。Friedewaldの式はTC - HDL-C - TG/5で、この場合350 - 49 - 105/5 = 350 - 49 - 21 = 280となります。正しくは:正しい計算結果は280mg/dLです。選びやすい理由:例えばトリグリセライドの値を5で割らずにそのまま引いてしまうなどの間違いで、この値に近づく可能性があります。350 - 49 - 105 = 196となるため、単純な引き算の誤りも考えられます。混同注意:計算式の適用方法や、各脂質成分の役割を混同している可能性があります。
国試ポイント
空腹時採血における血中脂質の各成分(総コレステロール、HDL-コレステロール、トリグリセライド)からFriedewaldの計算式を用いてLDL-コレステロール値を正確に算出できるか、またその計算式を正しく覚えているかが問われています。特にトリグリセライドを5で割ることを忘れないように注意が必要です。
混同注意
Friedewaldの計算式を覚えていない、あるいは計算式の一部(特にTG/5の部分)を誤って覚えている場合、誤った答えを選びやすいです。また、計算ミス自体も誘惑となる可能性があります。LDL-コレステロールの直接測定法との違いや、トリグリセライド高値で式が適用できない条件も関連知識として重要です。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出題された場合、まずFriedewaldの計算式「LDL-C = TC - HDL-C - TG/5」を正確に思い出せるかを確認し、次に与えられた数値を代入して慎重に計算すること。特にTGが400mg/dL以上でないかを確認する。
関連知識
血中脂質検査の意義、高脂血症の診断基準、動脈硬化性疾患のリスク評価、LDL-コレステロールの直接測定法と間接測定法の違い、各リポ蛋白の機能。