臍帯の血管について正常なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第67回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
臍帯には、胎児から胎盤へ向かう脱酸素血を運ぶ2本の臍帯動脈と、胎盤から胎児へ向かう酸素化された血液と栄養素を運ぶ1本の臍帯静脈が存在するのが正常な構造です。この3本の血管は、ウォルトン膠と呼ばれるゼリー状の組織に囲まれています。
選択肢ごとの解説
- 1. 臍帯の正常な血管構造は、動脈2本と静脈1本です。動脈が1本しかない場合、「単一臍帯動脈(SUA)」と呼ばれ、胎児の異常を示す可能性があります。正しくは:動脈2本、静脈1本選びやすい理由:血管の数が少ないため覚えやすいかもしれませんが、正常ではありません。混同注意:奇形や異常の場合の血管数と混同しやすい。
- 2. 臍帯の正常な血管構造は、動脈2本と静脈1本です。静脈が2本あることは一般的ではなく、異常を示唆します。正しくは:動脈2本、静脈1本選びやすい理由:血管の合計数は3本なので、正しく見えてしまうかもしれません。混同注意:他の血管構造や、異常時のパターンと混同しやすい。
- 3. 正解。正常な臍帯は、胎児から胎盤へ老廃物や脱酸素血を送る臍帯動脈2本と、胎盤から胎児へ酸素や栄養を送る臍帯静脈1本で構成されています。
- 4. 臍帯の正常な血管構造は、動脈2本と静脈1本です。静脈が2本あることは正常ではありません。正しくは:動脈2本、静脈1本選びやすい理由:動脈も静脈も2本ずつだとバランスが良いように感じられるかもしれませんが、誤りです。混同注意:動脈の数と静脈の数を混同しやすい。
- 5. 臍帯の正常な血管構造は、動脈2本と静脈1本です。動脈が3本あることは正常ではありません。正しくは:動脈2本、静脈1本選びやすい理由:血管の合計数が多く、重要な器官のように感じられるかもしれませんが、誤りです。混同注意:血管の合計数や、他の解剖学的構造と混同しやすい。
国試ポイント
臍帯の正常な血管構成(動脈2本、静脈1本)は基本的な知識として頻繁に問われます。特に、異常時の血管数(例:単一臍帯動脈)との比較で出題されることもあります。
混同注意
単一臍帯動脈(SUA:動脈1本、静脈1本)などの異常な臍帯血管構造、あるいは、動脈と静脈の数が逆になっているパターンと混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
次に同じ論点が出た場合は、単一臍帯動脈の臨床的意義や、ウォルトン膠の役割について問われる可能性を考慮して学習を進めます。
関連知識
単一臍帯動脈は胎児奇形(特に泌尿器系、心血管系、消化器系)や染色体異常との関連が指摘されており、超音波検査で発見された場合、精密検査の対象となります。また、ウォルトン膠の機能(血管保護、物理的衝撃からの保護)も関連知識として重要です。