乳癌の腫瘍マーカーはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第67回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
CA15-3は乳癌の診断補助、治療効果判定、再発・転移のモニタリングに用いられる主要な腫瘍マーカーです。
選択肢ごとの解説
- 1. AFPは主に肝細胞癌や胎児性腫瘍の腫瘍マーカーとして用いられます。正しくは:AFPは肝細胞癌、卵黄嚢腫瘍などで高値を示します。選びやすい理由:様々な腫瘍マーカーが混同しやすいため、他の腫瘍マーカーと間違える可能性があります。混同注意:CEAやCA19-9など、消化器系腫瘍マーカーと混同する可能性があります。
- 2. 正解。CA15-3は乳癌の腫瘍マーカーとして広く用いられ、特に進行乳癌や再発乳癌のモニタリングに有用です。混同注意:CA125(卵巣癌)、CA19-9(膵癌、胆道癌)など、他のCA抗原系腫瘍マーカーと混同しやすいです。
- 3. DU-PAN-2は主に膵臓癌の腫瘍マーカーとして用いられます。正しくは:DU-PAN-2は膵癌の腫瘍マーカーです。選びやすい理由:あまりメジャーではない腫瘍マーカーの一つであり、知識が曖昧だと選びやすいかもしれません。混同注意:CA19-9など、他の消化器系腫瘍マーカーと混同しやすいです。
- 4. PSAは前立腺癌に特異性の高い腫瘍マーカーです。正しくは:PSAは前立腺癌の腫瘍マーカーです。選びやすい理由:性器系の癌であるため、乳癌と関連付けてしまう可能性があります。混同注意:他の性器系の癌(卵巣癌、子宮癌など)の腫瘍マーカーと混同する可能性があります。
- 5. SCCは主に扁平上皮癌(食道癌、肺扁平上皮癌、子宮頸癌、頭頸部癌など)の腫瘍マーカーです。正しくは:SCCは扁平上皮癌の腫瘍マーカーです。選びやすい理由:特定の癌種に特異的ですが、癌の種類が多岐にわたるため、乳癌にも関連があると考えてしまう可能性があります。混同注意:CEA(腺癌系腫瘍マーカー)など、組織型で使い分けられる腫瘍マーカーと混同しやすいです。
国試ポイント
各臓器の主要な腫瘍マーカーとその特異性を正確に覚えているか問われる問題です。特にメジャーな癌腫(肝癌、乳癌、前立腺癌、膵癌など)と、それに対応する腫瘍マーカーの組み合わせは頻出です。
混同注意
AFP(肝細胞癌)、CEA(消化器癌、肺癌など)、CA19-9(膵癌、胆道癌)、PSA(前立腺癌)、CA125(卵巣癌)など、多くの腫瘍マーカーとその対応する癌腫が混同しやすいポイントです。
次に同じ論点が出たら
次に同様の論点が出題された場合、他の主要な癌種(例:肝細胞癌、膵癌、卵巣癌、前立腺癌)の腫瘍マーカーが問われる可能性が高いです。また、腫瘍マーカーのスクリーニング検査における有用性や、治療効果判定における役割なども確認しておきましょう。
関連知識
乳癌ではCA15-3の他に、CEAやHER2(乳癌組織診断における治療標的)も関連して問われることがあります。各腫瘍マーカーの基準値や、どのような状況で高値を示すか(良性疾患でも高値になるものなど)も合わせて学習すると良いでしょう。