健康日本21(第二次)に含まれないのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第67回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
「健康日本21(第二次)」は、国民の健康寿命の延伸と健康格差の縮小を主要目標とし、栄養・食生活、身体活動・運動、休養・こころの健康づくり、たばこ、アルコール、歯・口腔の健康、糖尿病、循環器病、がんなどの生活習慣病対策を重点分野としています。児童虐待防止対策は、子どもの健全な育成に関わる重要な課題ですが、直接的には「健康日本21(第二次)」の具体的な目標項目としては含まれていません。これは主に児童福祉の分野で重点的に推進される政策です。
選択肢ごとの解説
- 1. 「健康日本21(第二次)」では、社会経済状況などによる健康格差の縮小を重要な目標の一つとして掲げています。正しくは:健康格差の縮小は「健康日本21(第二次)」の主要な目標の一つです。選びやすい理由:「健康格差」という言葉が抽象的に聞こえるかもしれませんが、具体的な目標として含まれています。混同注意:健康格差は、健康寿命の延伸や生活習慣病の予防と密接に関連しており、包括的な健康増進策の一部です。
- 2. 「健康日本21(第二次)」は、国民一人ひとりが生涯を通じて健康的に生活できる期間を延ばすことを主要な目標としています。正しくは:健康寿命の延伸は「健康日本21(第二次)」の根幹をなす目標です。選びやすい理由:「延伸」という言葉が少し抽象的に聞こえるかもしれませんが、具体的な数値目標も設定されています。混同注意:この項目は「健康日本21」の基本的な目的と一致するため、誤りとは考えにくいです。
- 3. 糖尿病、高血圧、がんなどの生活習慣病の予防と重症化対策は、「健康日本21(第二次)」の重点分野の一つです。正しくは:生活習慣病の予防は「健康日本21(第二次)」の重要な柱の一つです。選びやすい理由:生活習慣病の予防は健康政策の基本的な要素であり、外れることは考えにくいです。混同注意:健康増進計画において生活習慣病の予防が外れることはほとんどありません。
- 4. 高齢者が地域社会で活躍し続けることは、健康寿命の延伸や生きがいの創出に繋がり、「健康日本21(第二次)」の目標の一つである「社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上」に含まれる要素です。正しくは:高齢者の社会参加の促進は、健康寿命の延伸や社会機能の維持・向上に関連する目標です。選びやすい理由:具体的な施策のようにも見えますが、より上位の目標に内包されています。混同注意:健康寿命の延伸には、身体的健康だけでなく社会参加も重要であるため、関連性が高いです。
- 5. 正解。「健康日本21(第二次)」は、国民の健康増進を目的とした計画であり、生活習慣や社会環境の改善に焦点を当てています。児童虐待防止は重要な社会課題ですが、直接的には「健康日本21(第二次)」の主要な目標領域とは異なります。これは主に「子ども・子育て支援新制度」や「児童虐待防止対策推進計画」などの別の政策枠組みで扱われます。正しくは:児童虐待防止対策の強化は、「健康日本21(第二次)」ではなく、別の児童福祉関連計画で重点的に推進されています。選びやすい理由:「子どもの健康」という観点から一見関連するように見えますが、計画の目的と領域を正しく理解することが重要です。混同注意:子どもの健康と福祉は密接に関連しますが、「健康日本21(第二次)」の直接的な目標ではない点を識別する必要があります。
国試ポイント
「健康日本21(第二次)」の主要な目標と重点分野を正確に理解しているかが問われます。具体的な政策の内容だけでなく、どの計画で扱われているかという全体像の把握が重要です。
混同注意
子どもの健康は「健康日本21」と無関係ではありませんが、特定の社会問題(虐待防止)の対策強化は、より専門的な別の政策枠組みで取り組まれることが多いです。選択肢4のように、高齢者の社会参加といった広義の健康関連項目と、児童虐待防止のような特定の社会問題対策との区別が紛らわしい可能性があります。
次に同じ論点が出たら
「健康日本21(第二次)」の主要な目標以外の選択肢が提示された場合でも、その内容が他のどの健康関連政策や福祉政策に含まれるかを判断できるか。
関連知識
健康増進法、国民の健康の増進の基本的な方向、子ども・子育て支援新制度、児童虐待防止対策推進計画。各計画の目的と対象範囲を把握することが重要です。