カルシウムイオン50 mg/dLは何mEq/Lか。ただし、カルシウム原子量は40とする。
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出典:厚生労働省ホームページ(第67回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
当量濃度(mEq/L)は、濃度(mg/L)を(原子量または分子量 / 価数)で割ることで計算されます。まず、与えられた濃度50mg/dLをmg/Lに変換します。1dLは0.1Lなので、50mg/dLは500mg/Lです。次に、カルシウムイオン(Ca2+)は2価のイオンであるため、そのグラム当量(gEq)は原子量40を価数2で割った20g/Eqとなります。これをミリグラム当量(mgEq)に変換すると20mg/mEqです。したがって、500mg/Lを20mg/mEqで割ると、25mEq/Lが得られます。
選択肢ごとの解説
- 1. これは計算が大きく異なります。カルシウムの価数や単位換算を見落としている可能性があります。正しくは:正しくは25.0mEq/Lです。価数と単位換算を正確に行う必要があります。選びやすい理由:単純な割り算で導かれるような誤った数値であり、計算ミスでこの値に近い結果を出す可能性。混同注意:原子量と当量を混同したり、mg/dLからmEq/Lへの換算式を誤解している可能性があります。
- 2. この数値も正しい計算結果とは大きく異なります。単位換算や価数の考慮が不十分です。正しくは:正しくは25.0mEq/Lです。価数と単位換算を正確に行う必要があります。選びやすい理由:これも計算ミスから生じる可能性のある数値で、特に当量の計算で間違いが生じた場合に近くなるかもしれません。混同注意:mg/dLからg/Lへの換算や、当量への換算のいずれかで間違いが生じた可能性があります。
- 3. この数値も正答ではありません。計算過程において、価数または単位の変換で誤りがあったと考えられます。正しくは:正しくは25.0mEq/Lです。価数と単位換算を正確に行う必要があります。選びやすい理由:mg/dLをg/dLに変換し、それを単純に当量で割った場合など、特定の計算ミスによって生じうる数字です。混同注意:当量(グラム当量)とミリグラム当量、あるいはdLとLの換算を正確に行えていない可能性があります。
- 4. この値は正しい計算結果の半分です。カルシウムイオンが2価であることを考慮し忘れている可能性があります。正しくは:正しくは25.0mEq/Lです。カルシウムが2価であることを忘れて1価として計算すると12.5mEq/Lになります。選びやすい理由:カルシウムの原子量を当量として扱った場合や、価数(2価)を考慮しなかった場合に得られる数値で、最も間違いやすい選択肢の一つです。混同注意:カルシウムイオンが2価であることと、その価数が当量濃度の計算にどのように影響するかを混同している可能性があります。
- 5. 正解。カルシウムイオン(Ca2+)は2価の陽イオンです。当量濃度(mEq/L)を求めるには、まずmg/dLをmg/Lに変換し、その値を(原子量/価数)で割ります。 1. 50mg/dL = 500mg/L 2. カルシウムのグラム当量(gEq)は原子量40 / 価数2 = 20g/Eq 3. したがって、ミリグラム当量(mgEq)は20mg/mEq 4. 濃度500mg/Lを20mg/mEqで割ると、500 / 20 = 25mEq/Lとなります。
国試ポイント
mg/dLからmEq/Lへの単位変換、特にイオンの価数を考慮した当量濃度の計算方法が問われています。単位換算(dL→L)と価数(Ca2+が2価)の理解が必須です。
混同注意
カルシウムの価数を1と誤って計算すると、正解の半分(12.5mEq/L)になってしまいます。また、単位換算(dLとL)を間違えることも多いです。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出た場合は、まずイオンの価数を正確に把握すること、そしてmg/dLとmEq/L間の単位換算の式を確実に適用できるかを確認します。
関連知識
ナトリウムやカリウムなどの1価のイオンの場合、原子量と当量値は同じになります。電解質のバランスや輸液の計算で頻繁に用いられる重要な概念です。