国直轄の衛生行政機関はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第63回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
労働基準監督署は厚生労働省の地方支分部局であり、労働安全衛生法などの法令に基づき、職場の衛生管理・監督を行う国の直接的な衛生行政機関です。他の選択肢は地方公共団体が設置・運営する機関であるか、または衛生行政を直接の主務としない機関です。
選択肢ごとの解説
- 1. 保健所は都道府県、政令指定都市、中核市などが設置する地域保健法に基づく機関であり、国が直接管轄する機関ではありません。正しくは:保健所は都道府県、政令指定都市、中核市などが設置する地域保健法に基づく機関である。選びやすい理由:「衛生」という言葉から真っ先に連想される機関であり、選択しやすい。混同注意:地方自治体が設置・運営する機関である点と、国の直接管轄機関である点が混同しやすい。
- 2. 教育委員会は地方自治体に設置され、教育に関する事務を管理執行する機関であり、衛生行政機関ではありません。正しくは:教育委員会は地方自治体に設置され、教育に関する事務を管理執行する機関である。選びやすい理由:公的な機関であるため、選択肢として考慮する可能性がある。混同注意:他の公的機関との区別が曖昧な場合、誤って選択することがある。
- 3. 福祉事務所は地方自治体が設置する生活保護法に基づく機関であり、社会福祉全般を扱うものの、直接的な衛生行政機関ではありません。正しくは:福祉事務所は地方自治体が設置する生活保護法に基づく機関である。選びやすい理由:「福祉」という言葉から、関連性があるように感じてしまう。混同注意:社会福祉と衛生行政の関連性から、国直轄であるか否かの区別がつきにくい。
- 4. 保健センターは市町村が設置する地域住民の健康増進を目的とした機関であり、国が直接管轄する機関ではありません。正しくは:保健センターは市町村が設置する地域住民の健康増進を目的とした機関である。選びやすい理由:「保健」という言葉から、保健所と同様に衛生行政と強く結びつくため選択しやすい。混同注意:保健所と同様に地方自治体が設置・運営する機関である点と、国の直接管轄機関である点が混同しやすい。
- 5. 正解。労働基準監督署は厚生労働省の地方支分部局として設置されており、労働基準法や労働安全衛生法などの適用・監督を通じて、国の衛生行政を直接執行する機関です。混同注意:労働行政という側面が強く、直接的な「衛生」というイメージが薄いため、誤って除外してしまうことがある。
国試ポイント
衛生行政機関の種類と、その設置主体(国、都道府県、市町村など)を正確に理解しているかを問う問題。特に、国が直接管轄する機関と地方公共団体が管轄する機関の区別が重要となる。労働基準監督署が労働安全衛生法を通じて衛生行政を担う点が盲点になりやすい。
混同注意
保健所や保健センターといった地方公共団体の地域保健機関と、国の直轄機関の区別。特に労働基準監督署が「衛生」の範疇に含まれるかどうかの判断。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出題された場合、まず各機関の設置主体(国、都道府県、市町村)を確認し、次にその機関の主要な業務内容が「衛生行政」に含まれるかを判断する。
関連知識
地域保健法、労働安全衛生法、地方自治法、厚生労働省の組織、労働基準監督署の業務内容、保健所の業務内容、保健センターの業務内容、福祉事務所の業務内容。