感音性難聴を呈するのはどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第67回臨床検査技師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4・5番
解説
感音難聴は、内耳(蝸牛)や聴神経、脳の聴覚中枢に原因がある難聴を指します。突発性難聴とメニエール病は、いずれも内耳の機能障害によって引き起こされるため、感音難聴に分類されます。耳垢栓塞、耳硬化症、中耳炎は、音の伝達経路(外耳から中耳)に問題があるため伝音難聴です。
選択肢ごとの解説
- 1. 耳垢栓塞は音の伝導を物理的に妨げるため、伝音難聴に分類されます。正しくは:これは伝音難聴です。選びやすい理由:難聴の原因となるため、一見すると選択肢として適切に思えるかもしれません。混同注意:感音難聴と伝音難聴の区別が曖昧な場合に混同しやすいです。
- 2. 耳硬化症は耳小骨の動きが悪くなり音の伝達が阻害されるため、伝音難聴に分類されます。正しくは:これは伝音難聴です。選びやすい理由:病名が「難聴」と結びつきやすいため、原因を深く考えずに選んでしまう可能性があります。混同注意:内耳の異常と誤解しやすいですが、音を伝える部分(耳小骨)の異常です。
- 3. 中耳炎は中耳に炎症や滲出液が溜まることで、鼓膜や耳小骨による音の伝達が妨げられるため、伝音難聴に分類されます。正しくは:これは伝音難聴です。選びやすい理由:一般的な病気であり、難聴を伴うことがあるため、選択肢として選びやすいかもしれません。混同注意:内耳の炎症(内耳炎)と混同しやすく、中耳炎による難聴は伝音性です。
- 4. 正解。突発性難聴は内耳の障害によって引き起こされるため、感音難聴に分類されます。特に感覚器である蝸牛や聴神経の機能不全が原因です。混同注意:伝音難聴との区別が重要です。
- 5. 正解。メニエール病は内耳の内リンパ水腫が原因で、聴覚器や平衡感覚器に異常をきたすため、感音難聴を呈します。混同注意:伝音難聴との区別が重要です。
国試ポイント
難聴の種類(伝音難聴と感音難聴)とその原因となる代表的な疾患について、正確な知識が問われています。特に、各疾患がどちらのタイプに属するかを理解しているかが重要です。
混同注意
伝音難聴と感音難聴の区別。両者の原因部位やメカニズムを混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
難聴の原因が外耳、中耳、内耳、聴神経のどの部位にあるかを判断し、それに応じて伝音難聴か感音難聴かを見極める。
関連知識
伝音難聴の原因疾患(外耳道閉鎖、鼓膜穿孔、耳小骨離断、滲出性中耳炎、耳硬化症など)。混合性難聴の概念。