標準的な幼児の基本的生活習慣についての組合せで正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第115回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
5歳児は、ボタンやファスナーの操作などを含め、ほとんどの衣類を自力で着脱できるようになります。これは、幼児期の基本的な生活習慣における重要な自立の指標です。
選択肢ごとの解説
- 1. 2歳児は自分で顔を洗い始めることはあっても、完全に一人で洗い終えるのは難しいことが多いです。親の見守りや手助けが必要です。一人でしっかり洗顔できるようになるのは5~6歳頃です。正しくは:2歳児は、親の補助があれば洗顔を試みることができる。選びやすい理由:2歳は自立心が芽生える時期なので、簡単なことなら自分でやりたがるというイメージから、できると誤解しやすいかもしれません。混同注意:簡単な身の回りの世話(例:手洗い)と、顔全体を洗う動作を混同しやすいです。
- 2. 3歳児は排泄の意思表示や、一人でトイレで排泄することはできるようになりますが、排便後の後始末(拭く動作)はまだ不十分で、保護者の手助けが必要なことが多いです。完全に一人で適切にできるようになるのは5歳頃が多いです。正しくは:3歳児は排泄の意思表示ができ、トイレで排泄できることが多いが、排便後の後始末には援助が必要である。選びやすい理由:トイレトレーニングが完了する時期と混同しやすく、排泄全般を一人でできると誤解しやすいです。混同注意:排泄の自立(トイレに行ける、意思表示できる)と、後始末の自立を混同しやすいです。
- 3. 4歳頃になると、ほとんどの幼児は昼寝を1日1回にするか、全くしなくなることが多いです。1日2回の昼寝は乳児期(特に1歳未満)の特徴です。正しくは:4歳児の多くは昼寝を1日1回するか、全くしなくなる。選びやすい理由:幼児期はまだ昼寝が必要という認識から、回数について深く考えずに選んでしまう可能性があります。混同注意:乳児(1歳未満)の睡眠パターン(午前と午後に昼寝)と混同しやすいです。
- 4. 正解。5歳頃になると、多くの子どもはボタンやファスナーのある服も含め、ほとんどの衣類を一人で着脱できるようになります。これは基本的な生活習慣における自立の一環です。
国試ポイント
幼児期の年齢に応じた発達段階、特に基本的な生活習慣の自立度を正確に理解しているかを問う問題です。衣服の着脱、排泄、清潔といった日常動作の目安となる年齢を把握しておく必要があります。
混同注意
各発達段階で「できること」と「手助けが必要なこと」の区別が曖昧だと誤答しやすいです。特に排泄後の後始末や洗顔など、完全に自立するには時間がかかるものと、着替えのように比較的早期に自立するものとの違いがポイントになります。
次に同じ論点が出たら
次に同様の論点が出題された場合、他の生活習慣(食事、排泄、清潔、睡眠など)についても、各年齢での一般的な自立度や支援の必要性を問われる可能性があります。また、個人差を考慮しつつ「標準的」な発達の目安を理解しているかが重要です。
関連知識
1歳半頃: スプーンやフォークを使って自分で食べようとする。2歳頃: 簡単な衣服の着脱(例:ズボンを下げる)ができるようになる。手洗いを自分で試みる。3歳頃: トイレで排泄できるが、拭く動作はまだ不十分。コップで水を飲める。4歳頃: ボタンのかけはずし、ファスナーの上げ下げができるようになる。昼寝の回数が減る、またはなくなる。5歳頃: ほぼ全ての衣類の着脱を一人で行える。排便後の後始末も適切にできる。自分で顔を洗える。